アットマーク・アイティ @IT@IT情報マネジメント@IT自分戦略研究所QA@ITイベントカレンダー  
 
 @IT > 複数サーバとネットワーク機器をレンタルできる「専用サーバ Platform」
 
@IT Special

 

PR

複数サーバとネットワーク機器をレンタルできる
「専用サーバ Platform」


専用サーバでは拡張性やシステム構成の自由度が低い。かといってハウジングではハードウェアの管理やトラブル時の対応で運用コストがかさむ。そうした悩みに対する回答として、さくらインターネットはホスティングとハウジングの中間に相当する「専用サーバ Platform」を開始。サービスのポイントについて話を聞いた。

    ネットサービスを低コスト、手軽に立ち上げ

 インターネット上の新たなサービスを開発、公開しようと考える企業は多い。だが、解決しなければならない問題は幅広い。アプリケーションの構築やビジネスの展開に全力を注ぎたいのだが、現実には機器調達、設置、保守、ハードウェア故障への対応など、ネットインフラに多大な労力を割くことになる。

 そんな悩みを抱えている企業に最適なサービスが登場した。複数台のサーバとネットワーク機器を利用した本格的な構成を実現しながら、ハードウェアの設置、管理、運用をすべてデータセンター任せにできる──このようなサービスが、さくらインターネットが2007年1月より提供を開始した「専用サーバ Platform」である。

さくらインターネット執行役員企画部部長 舘野正明氏

  「『専用サーバ Platform』は、当社のほかのサービスとはかなり毛色が違うのですが、想定を上回る申し込みを頂いています。特に、インターネットビジネスを低コストで立ち上げたい方にとって最適なサービスといえます」(さくらインターネット執行役員企画部部長の舘野正明氏)。顧客企業は毎月着実に増えている。例えば、SNSソフトウェアOpenPNEの開発で著名なソフトウェアベンダである手嶋屋は、最近同社の「専用サーバ Platform」の顧客企業になった。「ありがたいことに、『こういうサービスを待っていた』と言っていただけました」(同氏)。

  専用サーバ Platformを一言で説明するなら「複数サーバ構成に対応したレンタルサーバ」といえる。このようなサービスは、今までありそうでなかった。「データセンターのサービスといえば、まずサーバを格納するラックを借りて利用する“ハウジング”がありました。これは、いわばフルオーダーの注文服のようなもので、注文するにはそれなりの覚悟が必要です。一方、敷居が低いサービスとして、サーバ単位で利用できる“ホスティング”があります。これは既製服のようなもので、多くの利用者を獲得しています。しかし、その中間がなかった。『専用サーバ Platform』は、ホスティングとハウジングの中間のサービスです。いわばイージーオーダー。この分野のニーズは今後拡大していくと考えています」(同氏)。

専用サーバ Platformの位置付け

 

    複数のサーバ、機器の構成をメニュー化、手軽に利用可能に

 専用サーバ Platformの魅力をもう少し見ていこう。「専用サーバ Platform」の大きな特長は、システム構成をメニュー化することで、従来よりも低価格かつ手軽に複数サーバ構成を可能としたことである。

  従来のホスティングサービス(さくらインターネットの「専用サーバ」サービスなど)と比べて大きく違う点は、複数サーバ構成に対応できる点である。

  本格的なネットビジネスを展開したい場合のシステム構成を考えると、複数サーバが必要な局面が出てくる(下図参照)。負荷の増大に備え、インターネットからのリクエストを受け付けるWebサーバは複数台を使いたい。性能確保やセキュリティ確保を考えると、アプリケーションサーバやデータベースサーバにもそれぞれサーバを割り当てたい。負荷を分散するためのロードバランサーや、攻撃からシステムを守るファイアウォールも設置したい。

複数サーバを使ったシステム構成の例。本格的なネットビジネスの展開を考えるなら、こうした構成が不可欠だ

  従来、このように複数のサーバ、ネットワーク機器を駆使したシステム構成を実現しようとすると、データセンターのラックを借り切るハウジングサービスを選択する必要があった。この場合は個別対応となるため、利用者の負担は大きい。

  「サーバ1台でできる事には限界があります。かといって、複数台のサーバやロードバランサー、ファイアウォール専用機などネットワーク機器を活用しようと思うと、従来はハウジングしか選択肢がなく、敷居が非常に高い。複数台の機器を利用しつつ、サービス内容をメニュー化し、いわば“イージーオーダー”のサービスを実現できれば、幅広いニーズに対応できるのではないかと考えました。それが『専用サーバ Platform』です」(舘野氏)。

    20台までの機器に対応、幅広いビジネスニーズに対応

 専用サーバ Platformのカバー範囲は広い。「サーバ台数、帯域、サーバの能力などの点で、非常に幅広いニーズに対応できます。ただし、万能のサービスではありません」(舘野氏)。

 では、サービス選択のポイントはどういったものだろうか。最大20台までの機器を利用したシステム構成が可能でありながら、データセンターへの入局は不要、ハードウェア管理はデータセンター事業者側に一任。このような手軽さを求める利用者に「専用サーバ Platform」は受け入れられている。「すべてを自分で選び、設置したい場合はハウジングを選ぶ必要があります。一方、ハードウェア管理を自分たちでやりたくない、メニュー内のサービスで充分だ、という利用者はたくさんいます。そんな場合には専用サーバ Platformです」(同氏)。

 「ただ、サーバを100台使いたいとか、回線を1Gbps欲しいとか、何十Gバイトのメモリを搭載したいとか、そういったハイエンドな用途を望まれるお客様もよくいらっしゃいますが、そうした場合には、ハウジングサービスをお勧めしています」(同氏)。

 一方、サーバが1台や2台で済むような用途も「専用サーバ Platform」向けではない。「1台や2台のサーバでシステムが完結するような場合は、『専用サーバ』サービスで充分でしょう。この場合でも、クロスケーブルを使って3台までのサーバを結ぶことは可能です。ただ、システム構成の自由度や拡張性が必要であれば、『専用サーバ Platform』の方が適切です」(同氏)。

    5台小規模から中規模までのプランを用意

 「専用サーバ Platform」が用意するメニューの内容を見てみよう。最も低価格の「プランS」では、サーバ、ネットワーク機器5台まで、回線は10Mbps専有、IPアドレス16個、DNSネームサーバゾーン10ゾーン、という内容で、初期費用15万7500円、月額料金10万5000円である。より上位のサービスとして、機器10台までの「プランM」と、機器20台までの「プランL」を用意する。

 これに加えて、サーバのレンタル費用が別途発生する。選択できるサーバは、NEC Ex-press5800 i110Ra-1h Pentium Mモデル、IBM System x3250 DualCore Xeonモデル/QuadCore Xeonモデル、NEC Express5800 120Rg-1 DualCore Xeon 2CPUモデル、という選択肢がある。中でもDualCore Xeonモデル(月額1万3650円から)は「大人気」(舘野氏)だという。同社がサーバの機種選定で重視しているのは、ラックを有効活用できること。具体的にはスペース効率と「ワット性能」(消費電力あたり性能)である。なお、すべてのサーバ機種で、標準でRAID1によるハードディスク2重化構成を提供する。

 OSは、CentOS 4.5、Red Hat Enterprise Linux ES 4、Windows Server 2003 R2の各種から選択できる。

 例えば、以下の図の例では、Webサーバ2台、データベースサーバ1台、ファイアウォールを組み合わせた構成で初期費用21万円、月額18万5850円という金額となる。機器の調達、設置、24時間365日のサーバ再起動およびハードウェア故障対応サービスなどがこの価格に含まれる。これに加えて、運用・保守のための追加サービスを選択することもできる。「保守、管理のサービスを利用するお客様も多く、当社の予想以上でした」(同氏)。

専用サーバ Platformを利用したシステムの構成例

 

    新興のネットベンチャーに最適、ネットサービス立ち上げにも

 「専用サーバ Platform」がぴったりと当てはまる用途はどのようなものだろうか。

  舘野氏は、専用サーバ Platformは「誰でも使えるサービスではない」と言い切る。サーバ、ネットワーク機器とも、運用開始後の設定変更や細かいカスタマイズは利用者側で行う必要がある。複数台のサーバを使いこなすには、システム設計、構築に関する基本的なスキルも必要だ。

 ただし、顧客のビジネス上の多様なニーズに対応するため、同社の法人担当サポートデスクでは無料相談を行っている。「システムの利用イメージから具体的な構成を提案して、見積書をご案内することもできます。また、システム構築会社をお探しの場合には、営業担当者から紹介させていただくようなケースもあります」(同氏)。

  ぴったりな用途は、ネットベンチャーの立ち上げだ。「新興のネットベンチャーにとっては、ハードウェアや回線の保守管理は、あまりやりたくない部分です。専用サーバ Platformを利用することで、サービス構築のような本来やりたいことに集中できるというメリットがあります」(舘野氏)。

 一方、すでに自社システムを持っている企業がネットサービスに乗り出す場合にもメリットがある。「低コストでサービスを開始できます。いわゆるマッシュアップとか『エンタープライズ2.0』と呼ばれるような、インターネット上でシステムを連携させる仕組みでサービスを作る場合には、この専用サーバ Platformは最適です」(同氏)。

 これとは逆に、企業内の閉じたネットワークとの連携は、現在の「専用サーバ Platform」ではカバーできない(インターネット経由のVPNを利用すれば可能となる)。「ニーズがあれば、例えば専用線により企業内システムと連携するようなサービスメニューを追加することも検討したいと考えています」(同氏)ということだ。

 システム構築サービスを提供するベンダー企業の立場で見ても、「専用サーバ Platform」を利用することでインフラまわりのコストを圧縮することが可能となる。

 「当社は、ベンチャー企業の挑戦を応援したいと思っています。専用サーバ Platformが、新たなネットベンチャーを支援することになれば、それはひいてはインターネットの発展に寄与することになる。ベンチャーの成長を見守るのは、楽しい仕事です」。舘野氏は、インタビューをこう締めくくった。

ホワイトペーパーダウンロード
ハウジングとホスティングの融合 データセンターへのアウトソースとは

 
インターネットデータセンターを利用する企業が増えているなか、従来のホスティングでは実現が難しかったサーバの複数台構成+ネットワーク機器の組み合わせに対応した、新しいタイプのホスティングサービスを紹介。

提供:さくらインターネット株式会社
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2007年11月16日
 
ホワイトペーパーダウンロード
ハウジングとホスティングの融合 データセンターへのアウトソースとは

関連リンク
さくらインターネット
専用サーバ Platform
法人担当サポートデスク
  専用サーバ Platformの無料相談はこちら

法人担当サポートデスク
フリーコール 0120-977808
受付時間:平日10:00〜18:00

関連記事
データセンターのサービスを理解する(@IT 情報マネジメント)
データセンターを上手に使うとこんなにお得(@IT 情報マネジメント)
月2100円でOfficeが使えるホスティングサービス(@IT NewsInsight)
Webサイト構築の初歩:ハードウェア構成はどうする?(@IT 情報マネジメント)


 
@ITトップ@IT Special インデックス会議室利用規約プライバシーポリシーサイトマップ