コンカレントエンジニアリングは、米国国防総省 高等研究計画局(DARPA)が1982年に始めた設計プロセス改善に関する研究に由来する。1986年のIDA((Institute for Defence Analysis)の報告書「R-338」では、「製品およびそれに関連する製造とサポートを含む工程に対して統合されたコンカレントな設計を行おうとするシステマチックなアプローチをいう。このアプローチは研究者に品質・コスト・スケジュール・ユーザー要求を含む諸要素を、最初から廃棄に至るまでの製品ライフサイクルのすべてで、考慮させるよう意図されたものである」と定義している。
『実証研究:製品開発力――日米欧自動車メーカー20社の詳細調査』 藤本隆宏、キム・B・クラーク=著/田村明比古=訳/ダイヤモンド社/1993年2月(『Product Development Performance: Strategy, Organization, and Management in the World Auto Industry』の邦訳)