cold standby
デュプレックス構成の1つ。主システムと同じ構成の予備システムを停止状態で待機させておき、主システムに障害が発生したときに予備系を起動して業務や処理を切り換える方式のこと。ホットスタンバイの対語である。
障害が発生してから予備系の起動・準備を行うため、システム停止時間や事業継続の面で制限があるが、通常時は予備系を運用しないため、コスト面でメリットがある。
ITILのITサービス継続性管理では、復旧オプションの1つである段階的復旧(数日〜数週間での復旧)に「コールドスタンバイ」を含めている。
▼『コンピュータシステム災害復旧の対策――ディザスターリカバリ対策の構築』 谷井成吉=著/ダイヤモンド社/2006年9月
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