ホットスタンバイ

hot standby


 デュプレックス構成の1つ。主システムと同じ構成の予備システムを用意して両系を同期して同じ状態にし、主システムに障害が発生したときに処理を瞬時に予備系に切り換える方式のこと。コールドスタンバイの対語である。

 通常運用時から主系と待機系の双方を稼働することになるのでコスト面では不利だが、障害が発生する直前まで同期がとれているために切り替えも素早く、業務を中断することなく継続できる点がメリットとなる。

 待機系の処理能力を主系と同じにするとコストが高くなりすぎるため、一般に最低限の事業継続に必要な程度に抑えておき、緊急時には縮退運転とする運用が一般的である。通常運用時に、待機系に比較的可用性要求が低い処理を割り当てる場合もある。

 ITILのITサービス継続性管理では、復旧オプションの1つである高速復旧(24時間以内の復旧)に「ホットスタンバイ」を含めている。

参考文献

  • 『コンピュータシステム災害復旧の対策――ディザスターリカバリ対策の構築』 谷井成吉=著/ダイヤモンド社/2006年9月
 
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