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eMAPs:【A】加入者数>インターネット接続>ブロードバンド>DSL
ADSL回線事業者の加入者数調査
マルチメディア総合研究所(2002/10/28)
マルチメディア総合研究所は、ADSL回線事業者の加入者数調査の結果を発表。2002年9月末のADSL回線事業者の加入者数は422万3200件で、トップは23.9%のシェアを獲得したBBテクノロジーだった。続いて、NTT東日本(22.2%)、NTT西日本(18.7%)、イーアクセス(15.5%)、アッカネットワークス(14.2%)の順で、大手5社のシェアは合計で94.5%となっている

2002/11/7のピックアップ

ADSL回線事業者の加入者数調査
マルチメディア総合研究所(2002/10/28)

 
Yahoo!BBがADSLシェア首位奪還、FTTH加入者は年初から9倍に

 マルチメディア総合研究所は、2002年9月末におけるADSL回線事業者の加入者数調査の結果を発表した。2002年9月末のADSL回線事業者の加入者数は422万3200件で、トップは23.9%のシェアを獲得したBBテクノロジー。以下、NTT東日本、NTT西日本、イーアクセス、アッカネットワークスの順。この5社のシェアは合計で94.5%の寡占状態となっている。

 マルチメディア総研の過去の調査を合わせて見てみると、BBテクノロジーとNTT東日本が激しいトップ争いを続けていることがうかがえる。マルチメディア総研によると、BBテクノロジーは2001年11月にNTT東日本からシェア1位の座を奪ったが、その後2002年3月に逆転され2位に転落。しかし2002年8月に再びNTT東日本を抜き返す」というデッドヒートを演じているという。

 ここのシェア争いで注目なのは、4位イー・アクセスと5位アッカ・ネットワークスであろう。それぞれ2001年年末に比べて、獲得シェアを大きく拡大し、3位NTT西日本の背中が見えるまでになってきている。もちろん、市場全体が伸びているため、シェア数値にあまり変化のない上位3社もビジネスを拡大していることは間違いないが、イー・アクセスとアッカ・ネットワークスにはかなり勢いがついているようだ。

ADSL加入者件数シェアの推移 [マルチメディア総合研究所]

 次に、そのADSL加入者数の伸びに関して、総務省の「インターネット接続サービスの利用者数等の推移(2002年9月)」を見てみよう。9月のDSL加入者は相変わらずのペースで、2001年後半から急激に普及期に入っているのが分かる。この時期は、ヤフー/ソフトバンクのYahoo!BBによる市場参入の時期にあたり、その価格インパクトの大きさを改めて感じさせる。

DSLサービスの加入者数の推移 [総務省]

 拡大続くADSLに対し、FTTHの加入者がどうなっているか、同じ総務省のデータからで見てみよう。2002年9月段階でのFTTH加入者数は、ようやく11万人を超えたところで、普及率に関してはADSLには比べるべくもない状態だ。しかし、今年1月末を100としてその伸び率を比べてみると、ADSLは2倍程度なのに対し、FTTHは9倍を超える高い伸び率を示している。FTTHに注目する人も確実に存在しており、ユーザーはポテンシャルを上げるADSLで満足するか、FTTHに移行したいと考えるか、まだまだ分からないといったところではないだろうか。

DSLサービスの加入者数とFTTHサービスの加入者数の伸び率の比較(2002年1月末をそれぞれ100とした場合) [総務省発表の数値から編集部で作成]

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(編集局 鈴木崇)

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