| [Network] | |||||||||||
Wiresharkでネットワーク・プロトコルを解析する(基本操作編)
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| 解説 |
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ネットワークのトラブルシューティングでは、ネットワーク・ケーブル上を流れるパケットをキャプチャしてダンプ/解析する必要に迫られることがある。このような場面で役に立つのが、いわゆるネットワーク・プロトコル・アナライザと呼ばれるツールである。Windows OS上では、マイクロソフトから提供されているネットワーク・モニタがよく使われる。その最新版であるネットワーク・モニタのVer.3.xはダウンロード・センターで提供されている。具体的な使い方についてはTIPS「ネットワーク・モニタ3.1を使う(基本編)」や、その関連TIPSを参照していただきたい。
ネットワーク・モニタ以外にも多くのプロトコル・アナライザ・ソフトウェアがあるが、フリーで提供されていて、UNIXやLinux、Macなど、多くのプラットフォーム上で動作することから、Wiresharkというソフトウェアも広く普及している。これはもともとはEtherealという名前のソフトウェアであったが、2006年に名称変更して開発が続けられている。本TIPSではこのWiresharkのインストールと基本的な使い方について紹介する。
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| Wiresharkサイト | |||
| 長らくEtherealという名称で開発が続けられてきた、オープン・ソースでフリーのネットワーク・プロトコル・アナライザ・ソフトウェア。UNIXやLinux、Mac、WindowsなどさまざまなOS上で利用できる、高機能なツールである。 | |||
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Wiresharkは、さまざまなOS上で動作するだけでなく、ウィンドウ・ベースのGUI画面のほか、コマンドライン・ベースでのキャプチャ、解析機能も持つ。ライブ・キャプチャ(キャプチャしながらの解析結果の表示)や数多くのプロトコルのサポート、カラフルで分かりやすいウィンドウ画面、多くのフォーマットをサポートしたキャプチャ・データのインポート/エクスポート(ネットワーク・モニタは.capファイルのみサポート)などの特長がある。さまざまなOS上で利用できるため、Windows OS以外のユーザーにはネットワーク・モニタよりもWiresharkの方が使いやすいかもしれない。Windowsネットワーク管理者の視点からいえば、MS-RPCプロトコルの内部(ネットワーク階層的にいえば、MS-RPC中を流れている、1つ上位のプロトコル)まで解析できる点が、ありがたい点だろうか(後述の例参照)。
| 操作方法 |
Wiresharkの入手とインストール
Wiresharkのインストール・ファイルは、上記のサイトの[Get Shark Now]ボタンをクリックすると自動的にダウンロードされる。2008年7月現在の最新版はVer.1.0.1である。入手したファイル(wireshark-setup-1.0.1.exeなど)をダブルクリックするとインストールが始まる。インストール・オプションは特にデフォルトのままで構わないだろう。途中でWinpcapというキャプチャ・ドライバ(サービス)がデフォルトでインストールされるが、これはWindows OS(ネットワーク・モニタ)における「ネットワーク モニタ ドライバ」に相当する。このように、Wiresharkではネットワーク・モニタ・ドライバは使わず、別のキャプチャ・ドライバを使用して、ネットワーク・パケットをキャプチャしている。
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| Wiresharkのインストール・オプションの設定画面 | |||
| ユーザー・インターフェイスやインストールする各種のサブツールを選択する。通常はデフォルトのままでよいだろう。TsharkやRawsharkは、コマンド・プロンプト上などで利用するサブツールである。 | |||
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Wiresharkでキャプチャ/解析する
インストールされたWiresharkのアイコンをクリックすると、次のような初期画面が表示される。
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| Wiresharkの初期画面 | |||
| Wiresharkの起動直後はこのような画面が表示される。まずはキャプチャするネットワークを選択する。 | |||
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何も表示されていないが、これはキャプチャするインターフェイスが指定されていないからである。ツール・バーの一番左にあるボタンをクリックすると([Capture]メニューの[Interface]項目でもよい)、次のようなインターフェイスの選択画面が表示される。
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| インターフェイスの選択画面 | ||||||
| この画面で、キャプチャしたいネットワーク・インターフェイスを選択し、[Start]ボタンをクリックするとキャプチャが始まる。 | ||||||
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ここでは、一番下にあるイーサネット・インターフェイスのパケットをキャプチャしてみよう。インターフェイス名やIPアドレスなどを確認して、[Start]ボタンをクリックする。するとキャプチャが開始されると同時に、解析されたパケットが、すぐに表示される(ライブ・キャプチャ機能)。
の部分が解析されたプロトコルの詳細であるが、SMBプロトコルの下側にDCE RPC(
。MS-RPCと同じ)とRemote Registry Service(
)が表示されている(MS-RPCについてはTIPS「リモートの手続きを呼び出すMS-RPCとは?」参照)。その結果、このパケットは、レジストリのCloseKeyコマンドであることが分かる。これに対しネットワーク・モニタ(次の画面参照)の場合は、MS-RPC以下の階層が表示されておらず、何を実行しているコマンドが分からない(解析できない)。このようにWiresharkの方が、(機能によっては)便利なことも少なくない。目的によって両者を使い分けるとよいだろう。![]()
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| ネットワーク・モニタ3.1の実行例 | |||
| 上のパケットと同じものを解析した場合の例(Wiresharkで保存した.capファイルをネットワーク・モニタでオープンして表示させている)。 | |||
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| 「Windows TIPS」 |
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