Windows TIPS
[System Environment]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

8.3形式の短いファイル名を表示させる

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2005/08/27
 
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
ファイルやフォルダを作成すると、Windows OSでは、長いファイル名のほかに、8.3形式の短いファイル名も同時に作成する。
通常は8.3形式のファイル名を意識する必要はないが、アプリケーションによっては8.3形式しか受け付けない場合がある。
8.3形式のファイル名を調べるには、dir /xコマンドを実行する。
 
解説

 Windows OSやMS-DOSなどで利用されているファイル・システムでは、空白や記号などを含む長いファイル名を利用することができるが、当初のMS-DOSシステムでは、8.3形式の短い名前しか利用できなかった。8.3形式とは、ファイル名(ベース名)部分が最大で8文字、拡張子部分が最大で3文字という、非常に制限された形式のファイル名の規則のことをいう。例えばCOMMAND.COMやCONFIG.SYSはこの規則に合致した形式のファイル名の例である。

 現在では、8.3形式ではなく、より自然な長いファイル名を利用できるが、互換性のために、(デフォルトでは)ファイル・システム中には長いファイル名と8.3形式の短いファイル名の両方が維持・管理されている(8.3で間に合う場合は片方しか保持していない)。そのため、ユーザーがどちらのファイル名を利用しても、同じように動作するようになっている。例えば「C:\Program Files」は長いフォルダ名の例であるが、これに対して「C:\PROGRA~1」という短いファイル名も同時に割り当てられている。そのため、エクスプローラで「C:\Program File」を開いても、「C:\PROGRA~1」を開いても、どちらも同じフォルダが表示されるようになっている。

起動するプログラムの優先度を変更する方法(Windows TIPS)

 Windows OSでは、8.3形式のファイル名を利用する必要はほとんどないだろうが、場合によってはこれを意識しなければならないことがある。例えばコマンド・プロンプト上で、ほかのプログラムを(優先度を変更して)起動するためのstartコマンドでは、空白文字を含むような長いファイル名では正しく動作せず、8.3形式のファイル名を指定しなければならない(関連記事参照)。例えば「C:\Program Files\Movie Maker」フォルダにインストールされているmoviemk.exeアプリケーションを起動するために、次のようなコマンドを実行したとする(startコマンドを利用する場合は、/highや/lowなどのオプションを指定するのが普通であるが、ここでは説明を簡単にするために省略している)。

C:\>start "C:\Program Files\Movie Maker\moviemk.exe"

 これを実行しても、新しいコマンド・プロンプトが開くだけで、moviemk.exeは実行されない。これを正しく実行するためには、フォルダ名に含まれている空白文字を避けるために、すべて8.3形式で次のように指定しなければならない(しかもファイル名を囲んでいるダブルクォート記号も付けてはいけない。大文字/小文字は任意)。

C:\>start C:\PROGRA~1\MOVIEM~1\moviemk.exe

 このようなケース以外にも、非常に古いアプリケーション(Windows 3.xやMS-DOSの時代に作られたようなアプリケーション)を利用する場合にも、8.3形式のファイル名が必要になる場合がある。

 本TIPSでは、8.3形式の短いファイル名を調べる方法について解説する。


操作方法

 あるファイル名に対する、8.3形式の短いファイル名を表示させるには、コマンド・プロンプト上で「/x」オプションを付けてdirコマンドを実行すればよい。

dir /xの実行例
/xオプションを付けてdirコマンドを実行すると、8.3形式の短い名前も同時に表示される。
  /xオプションを付けてdirコマンドを実行する。
  これが8.3形式の短いファイル名。元の名前が8.3形式で表現できる場合はこの部分は空白になっている。
  これが通常の長いファイル名。/xオプションがないと、この部分だけが表示される。

 のところに表示されているのが8.3形式の短いファイル名である(元の名前が8.3形式で表現できる場合は、この部分には表示されない)。短い名前を作る規則は、基本的には「6文字+“~”+数字」であるが、場合によっては異なる名前にマッピングされることもあり、常に同じというわけではない。一般的には、Windows OSのインストール直後に作成されている「C:\Program Files」は「C:\PROGRA~1」であることがほとんどであるが、フォルダの作成順序によっては別の番号や名前になっていることがあるので、使用前には必ず確認する必要がある。End of Article

関連記事(Windows Server Insider)
連載:Windows 2000 コマンドライン徹底活用 第3回
特集:Windows 2000とは何か?―Windows NTの歴史
 
この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
8.3形式の短いファイル名を生成しないようにする
これだけは覚えておきたい、コマンド・プロンプトの使い方
不正な名前のファイルを削除する
ファイルのフルパス名を簡単に取得する方法
volrestコマンドでシャドウ・コピーから以前のバージョンのファイルを取り出す
このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
generated by

「Windows TIPS」

TechTargetジャパン

Windows Server Insider フォーラム 新着記事
  • 第303話 ペアプロ2 (2012/2/7)
     あっ、またまたいつぞやの幽霊が! …っと思ったら、何だ倉井さんかぁ…。はぁー、驚いた…
  • Excelで郵便番号変換ウィザードを活用する (2012/2/3)
     Excelで管理している顧客名簿などで、不足している郵便番号や住所を入力するのは意外と面倒。郵便番号変換ウィザードを使えば、これらの入力が簡単になる
  • PCをシンクライアント化するWindows Thin PCとは? (2012/2/2)
     VDI向けにシンクライアントがほしいけど専用機を買う余裕はない… Windows Thin PCなら既存PCを低コストでシンクライアント化できる。まずは概要を解説
  • 第302話 休憩時間は消灯を (2012/1/31)
     君たち! 電力不足に鑑み、わが社としてもさらなる節電に貢献することとした。今後休憩時間は消灯するように。いいな!

@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

RSSフィード

キャリアアップ

- PR -
@IT Sepcial

イベントカレンダー

PickUpイベント

- PR -
もっと見る
- PR -

お勧め求人情報

ホワイトペーパーTechTargetジャパン

@IT Sepcial
ソリューションFLASH