
IFRS動向ウォッチ(4)
IFRS適用第1号、日本電波工業の有価証券報告書を読む
宮島章
仰星監査法人
2010/9/2
国内企業で初めてIFRSを任意適用した日本電波工業。日本基準ベースの財務諸表とIFRSベースの財務諸表ではどのような財務数値の違いがあり、どのような会計処理がされているのか。注記情報を含めて、同社の有価証券報告書を分析する。
IFRS初度適用には該当しない
同社は、2002年3月期(「移行日」は2000年4月1日)よりIFRSに準拠した連結財務諸表を公表しています。従って、同社はIFRSの初度適用には該当せず、IFRSに基づく遡及適用の原則・例外の適用や、移行の影響額の調整表等の開示義務の適用はありません。IFRS初度適用の場合には、「移行日」時点の財政状態計算書や移行の影響額の調整表等の開示が求められます(有価証券報告書P40)。
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2010年3月期における相違点
以下に日本電波工業のIFRSによる財務数値と、日本基準の財務数値の相違点を概略として示します。
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有価証券報告書の分量について
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総ページ数に大幅な増加は見られませんが、連結財務諸表注記が1.5倍になっています。
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