オムニトラスト、desknet's向けの情報漏えい対策ソフト

2006/02/03

 オムニトラストジャパンは2月2日、ネオジャパンが開発しているWebグループウェア「desknet's Enterprise Edition」向けの情報漏えい対策ソフトウェア「PB Plus for desknet's」(以下、PB Plus)の提供を2月9日より開始すると発表した。クライアントソフトは不要で、Webブラウザのキャプチャや印刷が一切できなくなる。

 PB Plusは米オムニトラストが開発した情報漏えい防止ソフトウェアで、クライアントユーザーがWebブラウザからActiveXをインストールするだけで、キャプチャや印刷などの行為を禁止できる。ブラウザベースで稼働するため、イントラ内だけでなくインターネット経由でもPDFやOffice系のドキュメントを保護できる点が特徴だ。

 具体的には、desknet'sとクライアントの間にPB Plusを入れることで、desknet'sのユーザーはdesknet's閲覧時にコンテンツの印刷や画面キャプチャができなくすることができる。設定次第では、閲覧のみ可、閲覧・印刷、編集可、といった設定が可能。画面キャプチャはビデオメモリを監視するので、プリントスクリーンの制御だけでなく、あらゆるキャプチャソフトの制御ができるという。

 オムニトラストジャパンは、以前より汎用のPB Plusを提供していたが、今回desknet's向けのテンプレートを作成。両社の連携によって相乗効果を狙い、2006年中にdesknet'sの既存ユーザーや新規ユーザー向けに50社への導入を目指す。

[関連リンク]
オムニトラストジャパンの発表資料(PDF)
desknet's

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