セブン-イレブン、第6次総合情報システムを全国1万1454店へ展開完了

2006/11/1

 日本オラクルは10月31日、同社の「Oracle Database 10g」などを採用した、セブン-イレブン・ジャパンの第6次総合情報システムが全国1万1454店舗への展開を完了したと発表した。

 セブン-イレブンでは、従来から店舗で収集・蓄積した販売・発注データをデータセンターに転送し、統合データウェアハウスで集中管理していたが、新システムではこれを「Oracle Database 10g」に刷新するとともに、各店舗の立地条件・周辺の施設データを加え、立地別・施設別の販売動向分析が可能となった。店舗においては、従業員が携帯発注端末から無線LAN経由で「ストア・コンピュータ」にアクセスした際に、販売データ・商品情報・天気予報・地域の催事情報を閲覧することが可能となった。

 同システムはデータ基盤として「Oracle Database 10g」を採用したほか、本部システムでは「Oracle Partitioning」を活用して大量データの運用性・性能の向上を図っており、さらに「Oracle Real Application Clusters」「Oracle Data Guard」によって耐障害性を向上、スタンバイ・サイトの構築による災害対策を同時に実現した。

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日本オラクル
セブン-イレブン・ジャパン

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