ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、顔認証による入場システムを導入

2007/9/19

 NECは9月19日、同社の顔認証エンジン「NeoFace」(ネオ・フェイス)をユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場システムに納入したと発表した。

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するユー・エス・ジェイでは、年間スタジオ・パス会員の入場時の認証がより迅速かつ手軽に行える方法を模索していた。同社は、機器への接触や操作が不要で、あらゆる顧客層が手軽に利用できることから、顔情報による生体認証の導入を決定。ソリューション選定に当たっては認証の精度を評価し、NeoFaceの採用を決めた。

 同システムの導入により、年間スタジオ・パス所有の顧客は、エントランスで認証用モニタ画面に顔を向けるだけで入場のための認証が行われるようになる。年間スタジオ・パス会員に快適な入場環境を提供するとともに、年間スタジオ・パスのカード発行業務も迅速化される。また、パスの紛失や盗難などによる悪用防止も可能になるという。

 同システムは、11月1日より稼働を開始する予定。

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NECの発表資料
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

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