オフィスアプリケーションやデータベースソフトウェアをSaaSで提供する米AdventNetは3月10日、人事関連業務に特化したアプリケーション「Zoho People」のベータ版を、同社のSaaSスイート「Zoho」シリーズに加えたと発表した。50人超規模のSMB市場をターゲットしており、同社は「Zohoは中小規模企業にとってのIT部門となろとうとしている」と説明している。すでに提供しているオフィスアプリケーションやコラボレーションツール、CRM、プロジェクト管理ツールといった17種のSaaS型製品のなかで、特定の部門に特化したのはZoho Peopleが初めて。
組織や社員の構成管理がGUIでできるほか、採用プロセス管理や申請書管理、承認ワークフロー管理、個別社員の専用ページなどが利用できる。出張や経費精算などの各種申請書の管理モジュールでは、申請書フォームは標準28種類用意されているが、Zoho Peopleは「Zoho Creator」というフォーム作成などが行える別のSaaS製品をベースに設計されているため、申請書のカスタマイズは柔軟に行えるという。
Zohoのユーザー数は現在50万人。
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