「Oracle Application Testing Suite」を活用
「テストは二の次」は変わるか、オラクルがテストコンサル
2009/02/03
日本オラクルは2月3日、Webアプリケーションのテストスイート製品「Oracle Application Testing Suite」のコンサルティングサービスを提供開始したと発表した。Testing Suiteは米本社が米エンピレックスから買収した「e-TEST suite」を再構成したスイート製品。オラクルは同製品のトレーニングも提供する。
日本オラクルの常務執行役員 システム事業統括本部長 三澤智光氏は、日本企業の厳しい経営環境を指摘し、「テスト工程をきちんとすることで企業のコスト削減に貢献したい」と話した。また、同事業統括本部 System&Application Management ビジネス推進本部 セールスディレクターの山岡英明氏は「開発の効率化が進み、工数は年々減っているが、テスト工数は増加し続けている」と話した。ソースコードの1%を修正しただけでも、テストはプログラム全体に対して行う必要があり「テスト工数は開発初期の想定から何十倍にもなることが多い」。
日本オラクルのシステム事業統括本部 System&Application Management ビジネス推進本部 セールスディレクターの山岡英明氏。ポスターも作ったテスト工数の増大で開発予算に占めるテスト工程の割り合いも大きくなってきているといい、効率的で高品質なテストがコスト削減のポイントになると山岡氏は強調する。その実現にはテストの自動化ツールが有効だが、多くのソフトウェア開発会社やシステム・インテグレータにとっては初期投資が大きく、敬遠される傾向がある。しかし、山岡氏は「1回限りのテストではなく、開発のライフサイクルにテストを組み込み、長期的に見ると、コスト削減に結びつく」と訴えた。
Testing Suiteは、Webアプリケーションの負荷テストを行う「Oracle Load Testing」と、テストスクリプトを作成して定型的な機能・回帰テストを自動化する「Oracle Functional Testing」、複数拠点、複数プロジェクトにまたがって膨大なテストケースとテストプロセスを管理する「Oracle Test Manager」で構成する。
価格はLoad Testingが200人の仮想ユーザーでテストする場合で約300万円(管理製品含む)。Functional Testingが1指名ユーザー当たり91万3080円(税込)から、Test Managerが1指名ユーザー当たり22万8270円から、などとなっている。
新たに提供開始するTesting SuiteのコンサルティングサービスはTesting Suiteを使ったテスト方針の作成と標準化、負荷テストなどを行うサービスで、Testing Suiteによるアプリケーションの性能検証環境をセットアップする。価格は基本サービスの場合で200万円から。オラクルはまた、Testing Suiteを導入するための無償トレーニングを東京都港区の本社で実施する予定。ほかにOracle Universityで有償トレーニングを提供する。
山岡氏はトレーニングやコンサルティングサービスを提供する背景について「ここ10年の花形は開発の効率化で、テストは二の次だった。そのためテスターが不足している。エンタープライズ・アプリケーションの開発で、専任のテスターを置いているところはほとんどいない」と説明した。
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