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現場と乖離しない、柔軟な生産管理を実現!
超リーン主義で、無駄のない生産を目指す
glovia.com」最新版が登場

 グロービア インターナショナルの「glovia.com v9」は“超リーン主義”を掲げる、組み立て製造業向けERPパッケージの最新版だ。「生産管理」「資材調達」「製造」「販売」「会計」を統合的に管理して、企業全体で効率のよいビジネスの実現をサポートし、短納期を可能にしながらも徹底的に余剰在庫を削ぎ落とす実力派だ。その中身に迫ってみよう。

 

超リーン主義を貫くglovia.com v9

 “超リーン主義”の「リーン」(lean)とは、「贅肉のない」を意味する言葉で、工程における無駄を徹底的に排除して効率のよい製品生産を目指す生産方式をいう。具体的には「タイムリーな発注・納品による部品や中間財の在庫削減」などの施策が取られる。

 今日、製造サプライチェーンの上流に位置するメーカーの中には、下流のメーカーや流通から「1日数回の小口配送」や「できるだけ早い納品」を求められているところも多い。ところがこうした要求に応じようとすると、部材や中間製品の在庫を積み増し、人員や生産資源に余裕を持たせることになりがちだ。この余裕分は不良在庫や不採算資産になってしまう可能性もあり、リーンの観点でいえば贅肉である。

 これに対してglovia.com v9は、「最も正確な約束(納期)をお客さまと取り交わす」「約束に基づいた計画を実行する」という2つをコンセプトに、トレードオフ関係にある「製造工程の無駄の排除」と「約束の確実な実行」を両立させる“超リーン主義”のシステムとして作られた。

 製造現場の視点でデータ構造から見直し、よりリアルタイム性が高く、柔軟に生産計画を作成・管理することによって、「少量多品種生産」や「納期・リードタイム短縮」という外部の要求に応えながら、余剰在庫の削ぎ落としを可能にするのである。

 

基幹システムと現場のギャップを埋める

 glovia.com v9が目指す超リーン主義には、現場と同じ目線、同じ時間の流れで管理することが不可欠だ。従来、基幹システムであるERPの計画・管理の最小時間単位は“日”であった。ところが、現実の生産現場はすでに遥かに進化しており、生産計画は時間・分を単位に設定され、しかも計画変更も頻繁に発生する。

 そのため、基幹のERPシステムと現場の管理にギャップが生じている。基幹システムの先に現場専用の生産管理システムを構築するなどして、対症療法的にそのギャップを埋めている工場も少なくない。これがシステム導入・運用コストを上げ、しかも全社で一貫した管理が行えないという元凶でもある。

 そこで、glovia.com v9では、最小時間単位を“分”にすることで、基幹システムにおける作業管理精度を高めた。これによって、現場の作業スケジュールをそのまま基幹システムで一元管理できるようにしたのだ。

 管理する時間の最小単位を変更するため、glovia.comのトランザクションデータの構造は根本から見直された。作業開始と終了時刻を盛り込んだ作業日カレンダー、詳細に指定可能なリードタイム項目、時間フィールドの追加など、これまでにはない高い精度で計画と実行が可能になっている。

図1 GUIは一覧性の高いタブベースのデザインに改良されたクリック >> 拡大

 glovia.comは、需要(受注)を起点にさまざまな制約条件を勘案して実現可能な生産スケジュールを導き出すシステムだ。glovia.com v9では新たに「日付のセット」を持つことによって、一度計画を立てた後でも顧客が望む納期により近いスケジューリングを行えるようになっている。

 製造現場では「突発的なオーダー」や「キーパーツの突然の入荷」などによって、その日・その時点で優先的に生産するものが変わったり、逆に生産スケジュールに空きが生まれてしまったりすることがある。glovia.com v9では、「ターゲット」「計画」「確定」「確認」という4つの日付のセットを持ち「一度確定した日程計画」に加えて、「本来顧客が求めていた納品日」などを保持できるようになった。これにより、状況の変化に応じて計画を再計算することで、顧客がもともと求めていた納期により近い、「なる早」な対応を行うことができるのだ。

 品目管理に関しても、カタログ上の品番と実際の製造ロットごとの品番の関係を管理することはもちろん、その品目で代用品(正規品の調達が不可能な場合に使われる部品など)の使用の可/不可、優先順位のルールをオーダーごとに設定することもできる。

 

構成モジュールと製造サービスプラットフォーム

 glovia.com v9のソリューション群は「製品管理」「製造管理」「会計管理」など10種類。構成する多彩なモジュールは65種類(英語版では73種類)で、MPSやMRPのほか、日本型の製番やカンバンなど組み立て製造業企業のさまざまなニーズに応えることができる。glovia.comで全社最適な基幹システムを構築することも可能だ。

図2 構成モジュールは65種類。一部のモジュールは、glovia.com easio(イーシオ)と共有されるクリック >> PDF

65モジュールのうち15モジュールを厳選して、短期・低額(定額)導入モデルとして提供されるのが、「glovia.com easio(イーシオ)」。ライセンス価格のほか、導入期間、作業、費用がメニュー化されており、簡易に導入することができる

 また、glovia.com v9は、100種類以上のXMLトランザクションセット、100種類以上のWebサービス、BizTalk サーバへのSOAP接続など、他システムと連携する機能を充実させた。

 これによって、需要から供給という一連の流れの中で、既存の個別生産システムや顧客管理システムから、glovia.com v9に接続して、「何を」「いつ」「どのくらいを」「いくらで」といった問い合わせを実行できる。つまり、glovia.com v9は、既存のサービス(あるいは新規サービス)を統合する製造サービスのSOAプラットフォームとして利用できるのである。

図3 glovia.comはXMLを介して自在に外部システムと連携できるため、 製造サービスプラットフォームとして機能する

 システム同士の接続のほか、Webベースのコラボレーション環境を標準装備しており、サプライヤーとのコミュニケーションにも利用できる。ERPの範疇を超えて、SCMシステムとしても機能するため、サプライチェーン全体で在庫適正化を図ることができるのだ。

 

工程効率化からグローバル対応まで

 すでに日本の生産現場は、「売れる物を、売れる数だけ、売れるタイミングに合わせて生産・出荷する」というリーン生産方式に移行しつつあり、現在でもより効率を追及するべく工夫と努力が行われている。

 このような生産現場の進化に対し、大量生産時代に欧米で生まれたコンセプトをベースにした多くの製造業向けERP/MRPは十分についていくことができていなかった。そのため、多くの製造現場では、基幹のERPシステムとは別に、現場を管理するための個別システムを導入したり、あるいはExcelなどを使って人力で対処してきたのである。

 今回紹介したglovia.com v9は、ERPの根幹であるデータ構造を根本から見直し、現場を真の意味で支援するツールとして生まれ変わった。しかも、オープンシステムの時代にふさわしく、他システムとの結合を可能にする機能を標準的に装備することで、ERPの枠組みを超えた製造サービスプラットフォームとして利用できるものに仕上がっている。

 glovia.comは、在庫削減やリードタイム短縮を目的にした工場内オペレーションの改善だけではなく、内外のサプライヤーとのコラボレーションや需供全体の生産・販売・調達・在庫を一元管理するグローバルな可視化まで、製造業のビジネスを広範にサポートする統合型システムだが、今回のバージョンアップで、“現場のための超リーン主義”システムになったといえるだろう。


提供:グロービア インターナショナル株式会社
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2006年11月30日
 
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