連載
» 2016年12月14日 05時00分 公開

仕事が「つまんない」ままでいいの?(24):「仕事の楽しさ」って何だろう? (4/4)

[竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい),@IT]
前のページへ 1|2|3|4       

“楽しい”とは感じること

 冒頭の20代エンジニアのように、「仕事は『嫌なもの』でしかない」と感じてしまうのは仕方がないことです。それ自体は悪いことではありません。それだけ、今まで嫌な思いを、苦しい思いをされてきたのだと思います。今まで、大変でしたよね。

 けれども、同じ時間を過ごすなら楽しく働きたい、と私は思うのです。

 私たちは、いろいろな情報の中で暮らしています。「ああすべき」「こうすべき」という情報で頭の中がいっぱいです。すると、頭の中だけで、思考の中だけで、物事を解決しようとするクセがついていませんか?

 「“楽しい”の4つの特徴」でも触れたように、“楽しい”とは「考える」ことではありません。「感じる」ことです

 もし、仕事が嫌なことばかりで、楽しいなどみじんも考えられなければ、仕事からちょっと離れて、“楽しい”という感覚から思い出してみませんか? 趣味でも、映画でも、好きなテレビ番組でも、何でも構いません。まずは、おなかの底から笑ってください、楽しんでください。“楽しい”という感覚を思い出してください

 そして、その中から“楽しい”と感じる「要素」を見つけてください。

 さらに、過去に仕事で体験した、“楽しい”と思った「経験」を思い出してください。「何もない」なら、「あえて」探してください。“楽しい”がなければ“うれしい”でも“面白い”でも構いません。そのような経験が1度ぐらいはあるはずです。

 そして、仕事に対する「前提」を、「仕事やつまらないものだ」から、「楽しくてもいいのかも」に変えてみてください。

 無理に思い込む必要はありません。これまで、仕事で嫌な思いをしてきたもう1人のあなたに、「仕事は楽しくてもいいかもよ」と、楽しさを感じる「許可」を与えるだけで構いません。

 そうすれば、仕事に期待感を抱きつつ、新しい年を迎えられるでしょう。

今回のワーク

 大切なのは、「なるほどね」で終わらせないことです。静かな場所に行って、コーヒーでも飲みながら、紙とペンを取り出して考えてみてください。

1 趣味や好きなことなど、“楽しい”がどういう状態かをあらためて振り返ってみてください。実際にやってみたり、思い返したりしてみるといいでしょう。頭で考えようとせずに、五感で味わうのがポイントです


2 本文にある「仕事で“楽しい”と感じたことをあえて探す」「日常生活の中で“楽しい”と感じる共通点を探す」を試してみます


3 無理に思い込む必要はないので(というより、むしろ緩い感じで)、仕事で嫌な思いをしているもう1人のあなたに、「仕事は楽しくてもいいのかも」と、仕事を楽しいと感じる許可を与えてください

筆者プロフィール

竹内義晴

しごとのみらい理事長 竹内義晴

「仕事」の中で起こる問題を、コミュニケーションとコミュニティの力で解決するコミュニケーショントレーナー。企業研修や、コミュニケーション心理学のトレーニングを行う他、ビジネスパーソンのコーチング、カウンセリングに従事している。

著書「うまく伝わらない人のためのコミュニケーション改善マニュアル(秀和システム)」「職場がツライを変える会話のチカラ(こう書房)」「イラッとしたときのあたまとこころの整理術(ベストブック)」「『じぶん設計図』で人生を思いのままにデザインする。(秀和システム)」など。


前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。