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» 2017年02月24日 05時00分 公開

ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(23):宮古島編:青い空! 白い砂!――首都圏の仕事をビーチでリモートワークするという、うっとりするような選択肢 (4/4)

[加山恵美,@IT]
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テレワークを実践してみた

 あらためてエンジニアが宮古島で働くメリットについて考えよう。冒頭に述べたように、都会のオフィスで長時間PCに向かって頭脳労働を続けるのは、心身ともに負担が大きいものだ。適度に気分転換できればいいものの、そう簡単ではない。

 筆者はテレワークモニターとして、1月中旬に数日間宮古島のタービン・インタラクティブのサテライトオフィスで普段の業務(執筆)をさせてもらった。自分のPCを持参し、電源とWi-Fiを使わせてもらったので、都内のコワーキングスペースでノマドワークするのと大して変わらない。

 しかし、環境の違いは大きい。自然に囲まれた場所ではリラックス効果が高い。遮るものなく空や海が広がる場所がそばにあるだけで、開放感が違うのだ。「時間の流れが違う。ゆっくり流れる」と指摘する人もいる。筆者も実感した。開放感がもたらす心理的な効果かもしれない。

 宮古島なら長時間通勤も満員電車もなく、すぐそばに美しいビーチがある。波も空も常に変化するので飽きない。自然に頭をからっぽにできる。自然に囲まれた場所なら、簡単にマインドフルネスが実践できるどころか、自然とリラックス(瞑想)状態になれそうだ。この効果は計り知れない。

 筆者が訪問した時期はほとんど曇りで、宮古島らしいすばらしい景色はあまり拝めなかった。しかし、曇天でも景色は十分美しかった。晴れていれば白い砂浜、青い空、透明な海水に青空がキラキラ反射している景色が見られるそうだ。

 気分転換という点で、海辺は都会よりも大きく有利だ。短期滞在でも、移住でも、宮古島なら自然に囲まれて気分転換をし、鋭気を養えそうだ。

 ただしどんなに自然の魅力あふれる場所でも、土地との「相性」はある。人間の好き嫌いのようなものと言えば分かるだろうか。「自然は好きだけど、海より山が好き」という人もいるだろう。

 働き方も生き方もベストの解答はない。それぞれの人に、それぞれの人生の段階ごとに多様な選択肢がある。エンジニアが心身を健康に保ちながら働き続けたいならば、都会で働く以外の選択肢もあることを忘れないでほしい。

伊良部大橋を渡ってすぐの牧山展望台(伊良部島)から見た宮古島中心部

(取材協力:宮古島市

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筆者プロフィール

加山恵美

加山恵美

フリーランスライター。

茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。

最近のお気に入りは、カメラの「すー君」とタロット占い

Webサイト:Emie Kayama


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