Windows VistaやWindows 7の場合は、互換性の問題のため、adminpak.msiファイルは利用できないが(インストールしようとしても、バージョン・チェックで拒否される)、代わりにRemote Server Administration Tools(以下RSAT)という新しい管理ツールが利用できる。これはWindows Server 2008/R2と互換性のあるサーバ管理ツールであり、Windows Vista SP1以降のコンピュータにインストールして使うことができる。基本的には、Windows Server 2008/R2の管理ツールと同じものであるが、リモートのWindows Server 2008/R2のほか、Windows Server 2008/R2のServer CoreやWindows Server 2003も管理できる。本TIPSではこのRSATツールの使い方について簡単に解説する。Server Coreについては関連記事を参照していただきたい。
以上の場所からインストール・ファイルをダウンロード後、ダブルクリックしてインストールする。インストールするWindows VistaにはSP1が適用されている必要がある(SP1未適用だとインストールできないし、Windows Server 2008にもインストールできない)。Windows Vista SP1については「連載 Vistaの地平―第13回 Windows Vista SP1」を参照していただきたい。
グループ・ポリシーを編集するには、グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)というツールを利用するが(TIPS「グループ・ポリシー管理を強力に支援するGPMCを活用する」参照)、このツールはデフォルトではWindows Vista SP1では利用できない。SP1未適用状態のWindows VistaにはGPMCが含まれていたが、VistaのSP1をインストールすると、互換性のために、元のGPMCがアンインストールされるようになっていたからだ(詳細については、別稿の「Windows Vista SP1の機能強化ポイント」を参照のこと)。
だが上のツール・メニューを見ても分かるように、RSATグループの[グループ ポリシー管理ツール]機能を選択するとGPMCがインストールされるので、Windows Vista SP1のコンピュータからActive Directoryやグループ・ポリシーの編集ができるようになる。つまり、Vista SP1でGPMCを利用したければ、RSATをインストールすればよい。
Windows 7のx86用とx64用の2種類のバイナリが用意されているので、どちらかの.msuファイルをダウンロードしてインストールする。インストール可能なエディションはWindows 7 Enterprise/Professional/Ultimateであり、管理対象はWindows Server 2008 R2/Server 2008/Server 2003となっている。