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RSATツールでWindows Server 2008をリモート管理する

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デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/06/06
2009/12/25 更新
対象OS
Windows Vista
Windows 7
Windows Server 2008/R2をリモートから管理するためには、サーバ用のリモート管理ツールを手元のコンピュータにインストールすればよい。
Windows Vista/Windows 7ではRSATというリモート管理ツールが利用できる。
RSATツールでは、Windows Server 2008/R2のほか、Windows Server 2008/R2のServer CoreやWindows Server 2003も管理できる。

解説

Windows Server 2008/R2向けの新しいサーバ管理ツールRSAT

 TIPS「サーバ用管理ツールをクライアントPCにインストールする」では、Windows 2000 ServerやWindows Server 2003をリモートから管理するためのツールを紹介した。Windows 2000 ProfessionalやWindows XPといったクライアント・コンピュータに、サーバOSに含まれているadminpak.msiをインストールすると、サーバOSと同じ管理ツールがクライアント・コンピュータからも利用できるようになるというものだ。サーバを手元からリモート管理できるので、すでに活用している管理者も多いだろう。

連載 Windows Server 2008の基礎知識――より安全性の高いサーバ構築を可能にする「Server Core」

 Windows VistaやWindows 7の場合は、互換性の問題のため、adminpak.msiファイルは利用できないが(インストールしようとしても、バージョン・チェックで拒否される)、代わりにRemote Server Administration Tools(以下RSAT)という新しい管理ツールが利用できる。これはWindows Server 2008/R2と互換性のあるサーバ管理ツールであり、Windows Vista SP1以降のコンピュータにインストールして使うことができる。基本的には、Windows Server 2008/R2の管理ツールと同じものであるが、リモートのWindows Server 2008/R2のほか、Windows Server 2008/R2のServer CoreやWindows Server 2003も管理できる。本TIPSではこのRSATツールの使い方について簡単に解説する。Server Coreについては関連記事を参照していただきたい。

操作方法

 RSATツールはWindows Vista向けとWindows 7向けに異なるものが提供されている。以下、それぞれのOSについて解説する。

[Windows Vista編]手順1――RSATツールの入手とインストール

 RSATリモート管理ツールはWindows Server 2008のインストール・メディアには含まれておらず、以下の場所からダウンロードしてインストールする必要がある。

 以上の場所からインストール・ファイルをダウンロード後、ダブルクリックしてインストールする。インストールするWindows VistaにはSP1が適用されている必要がある(SP1未適用だとインストールできないし、Windows Server 2008にもインストールできない)。Windows Vista SP1については「連載 Vistaの地平―第13回 Windows Vista SP1」を参照していただきたい。

[Windows Vista編]手順2――管理対象の機能の選択

 RSATをインストールしても、従来のadminpak.msiのときのように、すべてのサーバ管理ツールがメニューに登録されるわけではない。RSATのインストール後に増えるメニュー項目は、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[管理ツール]−[リモート サーバー管理ツール]だけである。これはRSATの概要を紹介するヘルプ・ファイルにすぎない。RSATを使ってサーバを管理するためには、管理対象の機能/サービスに対応するツールをさらに個別にインストールする必要がある。

 まず[コントロール パネル]を開き、[プログラム]グループの下にある[プログラムと機能]−[Windows の機能の有効化または無効化]を選択する。UACによる実行許可を求めるダイアログが表示されるので、[続行]をクリックして機能を選択する画面を表示させる。そして、[リモート サーバー管理ツール]という項目に注目する。

管理するサーバ機能の選択
この画面で、RSATサーバ管理ツールで管理する対象のサーバ機能を選択する。デフォルトでは何も選択されていない。これは、不要なツールを極力インストールしないようにして、システムの安全性を高めるための措置である。
この中から、管理したい機能のチェック・ボックスをオンにして、[OK]をクリックする。すると該当する管理ツールがメニューに登録される。デフォルトでは何も選択されていない。

 以上の画面で、すべての機能(チェック・ボックス)を選択して[OK]をクリックすると、管理ツールのメニューは次のようになる。

インストールされたRSATツール
これはRSATツールのすべての機能を選択してインストールした後の[管理ツール]メニューの状態。いくつかは元々のWindows Vistaに用意されている管理ツールであるが、Active DirectoryやDFS、DNS、DHCP、ファイル・サーバ・リソース・マネージャなどはサーバOS専用のツールである。
グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)ツール。

 これらのサーバ管理ツールの使い方は従来と同じである。基本的にはツールを起動後、対象となるサーバ・コンピュータを選択して、管理することになる。なお、サーバOSをリモートから管理するためには、管理用のポートをあらかじめオープンにしておく必要がある。詳細は前掲の「Windows Server 2008の基礎知識――より安全性の高いサーバ構築を可能にする「Server Core」」や、TIPS「Windowsファイアウォールのリモート管理を有効にする」などを参照していただきたい。

[Windows Vista編]グループ・ポリシー・管理コンソールについて

 グループ・ポリシーを編集するには、グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)というツールを利用するが(TIPS「グループ・ポリシー管理を強力に支援するGPMCを活用する」参照)、このツールはデフォルトではWindows Vista SP1では利用できない。SP1未適用状態のWindows VistaにはGPMCが含まれていたが、VistaのSP1をインストールすると、互換性のために、元のGPMCがアンインストールされるようになっていたからだ(詳細については、別稿の「Windows Vista SP1の機能強化ポイント」を参照のこと)。

 だが上のツール・メニューを見ても分かるように、RSATグループの[グループ ポリシー管理ツール]機能を選択するとGPMCがインストールされるので、Windows Vista SP1のコンピュータからActive Directoryやグループ・ポリシーの編集ができるようになる。つまり、Vista SP1でGPMCを利用したければ、RSATをインストールすればよい。

[Windows 7編]手順1――RSATツールの入手とインストール

 Windows 7向けのRSATリモート管理ツールは以下の場所からダウンロードできる。

 Windows 7のx86用とx64用の2種類のバイナリが用意されているので、どちらかの.msuファイルをダウンロードしてインストールする。インストール可能なエディションはWindows 7 Enterprise/Professional/Ultimateであり、管理対象はWindows Server 2008 R2/Server 2008/Server 2003となっている。

[Windows 7編]手順2――管理対象の機能の選択

 次は[コントロール パネル]を開き、[プログラム]グループの下にある[プログラムと機能]−[Windows の機能の有効化または無効化]を選択する。そしてインストールしたいツールを選択する。

管理するサーバ機能の選択
この画面で、RSATサーバ管理ツールで管理する対象のサーバ機能を選択する。デフォルトでは何も選択されていない。

 以上の画面で、すべての機能を選択して[OK]をクリックすると、管理ツールのメニューは次のようになる。End of Article

Windows 7にインストールされたRSATツール
これはRSATツールのすべての機能を選択してインストールした後の[管理ツール]メニューの状態。いくつかは元々のWindows 7に用意されている管理ツールであるが、Active DirectoryやDFS、DNS、DHCPなどはサーバOS専用のツールである。

  関連リンク
  Adminpak から RSAT へ: Windows Server 2008 リモート管理ツールがリリースされました(マイクロソフト Shigeya Tanabe's blog)

更新履歴
【2009/12/25】Windows 7向けのRSATツールに関する情報を追加しました。

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このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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