| [Network] | ||||||||||||||
svchost.exeプロセスとは?―― sc.exeでサービスをコマンドラインから制御する ――
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| 解説 |
ネットワーク・アプリケーションがリッスン(待ち受け)しているTCP/UDPポートを調べるには、コマンド・プロンプト上で「netstat -a」というコマンドを利用することが多い。具体的な方法についてはすでに「TIPS―netstatでリッスンしているプロセスを特定する」で紹介している。そこではさらに、リッスンしているポートが実際にどのプロセスによってサービスされているかを調べる方法についてもいくつか解説している。
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その中で「svchost.exe」というプロセスが多くのネットワーク・サービスを担っているということを説明した。本TIPSでは、このプロセス自体について解説する。また、サービスを制御するためのコマンド(sc.exe)についても、その使い方を解説する。
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| svchostが多数実行されているタスク・マネージャの画面 | |||
| タスク・マネージャで確認すると、svchost.exeというプロセスが多数動作しており、場合によってはCPU負荷が高くなっていたり、メモリを大量に消費していることがある。svchost.exeはサービスを起動するための元となるプロセスであり、OSのバージョンなどにもよるが、このように複数実行されているのが普通である。これはWindows XP Professionalにおけるタスク・マネージャの例。 | |||
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| 操作方法 |
svchost.exeプロセスとは?
svchost.exeは、OS内の各種サービスを起動するための親となるプロセスである。OS起動時には、svchost.exeを経由して、各種のネットワーク・サービスが起動するようになっている。svchost.exeが起動するサービスは、レジストリの以下のキーに記述されている。
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SvcHost |
実際のレジストリ設定を見ると、次のようにグループごとにサービスが分類されていることが分かる。これは、あるWindows XP Professionalマシンにおける例である。
svchost.exe経由で起動するサービスには多くのものがあるが、このように、いくつかのグループに分かれている。そして同一グループに所属するサービスは、同時に起動することになる。例えば上の画面の例では、「imgsvc」「LocalService」「netsvcs」「NetworkService」「rpcss」「termsvcs」という6つのグループが存在している。どのサービスをどのグループに含めるのかは、サービスの設計者が決めることであり、システム内部の相互の関係や、デバッグや管理のしやすさなどに基づいて決められている(OSのバージョンによっても、同じサービスでもグループ分けが異なる場合がある)。
グループ化されたサービスの起動
サービスの起動はグループ単位で行われる。例えば「svchost -k netsvc」とすれば、netsvcグループに含まれるサービスが(自動起動するように設定されていれば)起動する。つまり、グループごとに異なるsvchost.exeのインスタンス(プロセス)が作成されるのである。このような事情があるため、実際のプロセスの状態を調べると、複数のsvchost.exeが起動しているように見える。実際のsvchost.exeプロセスとサービスの関係を調べるには、次のようなコマンドを実行する。
C:\>tasklist /fi "imagename eq svchost.exe" /svc |
これはWindows XPおよびWindows Server 2003に用意されているtasklist.exe(タスクの一覧を表示させるコマンド)を使った例である。「/fi "imagename eq svchost.exe"」はsvchost.exeプロセスに関する情報だけを表示させる指定、「/svc」はサービスの情報を表示させる指定である。これにより、複数起動されているsvchost.exeプロセスと、各インスタンスのサービスの名称を知ることができる。
Windows 2000の場合は、サポート・ツール(インストールCD-ROMの\SUPPORT\TOOLSフォルダに含まれるツール集)に含まれるtlist.exeを使えば同様の情報を知ることができる。ただし「/fi(フィルタ)」オプションは存在しないので、「tlist -s | find "svchost.exe"」を実行すればよいだろう。「-s」はサービスに関する情報を表示する指定である。
以上のようにしてプロセスのID(PID)とそのサービスの関係が分かれば、どのサービス(グループ)がどのポートでリッスンしているかを、大ざっぱではあるが把握することができる。あとは必要ならば、サービスを1つずつ停止したり、起動設定を変更したりしながら調査すればよいだろう。詳細については「TIPS―netstatでリッスンしているプロセスを特定する」を参照していただきたい。ただしサービス名だけでは何のサービスかがよく分からないことが多いので、サービスの設定を変更するためには、そのサービスについてさらに調査する必要がある。
サービス名からその詳細を調査する。
それぞれのサービスは、「サービス名」と「表示名」という2つの「名前」を持っている。「サービス名」とは、上のtasklist.exeコマンドの結果などで表示されている、サービスを表す短い略称である(サービスが含まれている実行ファイル名ではない)。例えば一番上の行に表示されている「RpcSs」はサービス名であり、このサービスの表示名は正式には「Remote Procedure Call (RPC)」という。
OS内部では、サービスはすべてこのサービス名で管理されている。例えば各サービスに関するパラメータは、レジストリの「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services」の下にサービス名のキーが作られ、そこに記録されている。
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| サービスに関するレジストリ・パラメータ | |||||||||||||||
| 各サービスに関する情報は、レジストリの「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services」以下にサービス名をキーとして作られ、そこに格納されている。これはRpcSsサービスの例。 | |||||||||||||||
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Windows OSでは、サービスの状態を管理するGUIツールとして、[スタート]メニューに[管理ツール]−[サービス]というツールが用意されている。これを使うと、各サービスの情報を得ることができるが、ここでは「表示名」だけが表示されているので、サービス名しか分からない場合には、サービスの詳細を調査するのは容易ではない。何らかの方法でサービス名から表示名を取得する必要がある。
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| サービスのGUI管理ツール | |||
| GUIベースのサービス管理ツールを使えば、各サービスの説明や動作状態などを調査することができる。ただしサービス名ではなく、表示名によって分類されているので、例えばRpcSsサービスは何か、ということを簡単に知ることはできない。 | |||
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サービス名から表示名を知るにはいくつか方法があるが(上記のレジストリを直接調べるという方法もある)、ここではsc.exeコマンドを使う方法を紹介しておこう。
sc.exeは、Windows XP/Windows Server 2003で標準で用意されている、サービスを制御するためのコマンドである。数多くのサブコマンドを持っているが、その中にサービスに関する情報を調査するためのサブコマンドがある。sc.exeコマンドのサブコマンド一覧については、別稿の「Windows XPの正体―強化されたコマンドライン・ツール」を参照していただきたい。Windows 2000の場合は、Resource Kitツールに含まれている(Resource Kitツールの入手方法については「TIPS―リソースキット・ツールを入手する」参照)。
sc.exeにqueryexeサブコマンドを付けて実行すると(「sc queryex」を実行する)、現在システム上で実行されているサービスの一覧情報を得ることができるが、サービスに関するコンフィグレーション情報を得るコマンドとして「qc」サブコマンドも用意されている(それぞれの違いについてはsc.exeのヘルプ・メッセージを参照のこと。queryは動作状態を、qcは設定情報を得るサブコマンド)。これを使うと、次のような情報を得ることができる。
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これを見ると分かるように、サービス名と表示名が表示されている。いったん表示名さえ分かれば、これと同様の情報は、「サービス」管理ツールでも表示させるのは簡単である。表示名を元にサービスを特定し、そのエントリをダブルクリックすればよい。次のようなダイアログが表示される。![]()
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| 管理ツールの「サービス」による表示 | ||||||||||||||||||
| RpcSsサービスの情報を表示させたところ。 | ||||||||||||||||||
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| 関連記事(Windows Server Insider) | ||
| TIPS―ポートのリッスン状態を調査する | ||
| TIPS―netstatコマンドを使いこなす | ||
| TIPS―netstatでリッスンしているプロセスを特定する | ||
| Windows XPの正体―強化されたコマンドライン・ツール | ||
| TIPS―リソースキット・ツールを入手する | ||
| 関連リンク | ||
| Windows XP の Svchost.exe の詳細(マイクロソフト) | ||
| Svchost.exe の説明(マイクロソフト) | ||
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| 「Windows TIPS」 |
ホワイトペーパー(TechTargetジャパン)
- WindowsTIPS (2010/3/19)
− [シャットダウン]ボタンの設定を変更する
− WINSサーバをインストールする
− WINSサーバをnetshコマンドで管理する - Windows 7のファイアウォール機能 (2010/3/18)
Win 7のファイアウォールの概要解説。ルールセットを切り替えるプロファイル機能が強化され、ドメインでもVPNでも、適切なルールが自動選択される - 第212話 プリンタ用紙 (2010/3/16)
致命的なディスク・クラッシュが起きる確率は、クラッシュによってもたらされる被害の大きさに比例する… - WindowsTIPS (2010/3/12)
− 不要なアドオンを無効化してIE8の起動を高速化する
− IE8のソース表示エディタを変更する
− RRASのNATでポートマッピングを定義する
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