ツルハドラッグ、対面型POS導入で顧客満足度と業務効率を向上へ

2007/2/21

 ツルハホールディングスは2月21日、高品質な接客サービスと業務効率化を実現するPOSシステムを構築し、導入したと発表した。

 同社は北海道・東日本にドラッグストアチェーン「ツルハドラッグ」を展開する。「2010年 1000店舗」を掲げて全国展開を進めていく中、競争力強化のため、NECおよびNECインフロンティアと共同で新システムを構築した。

 新システムは、NECインフロンティアのPOS端末「TWINPOS3500SE 対面形態モデル」約1800台と、管理サーバ「Express5800」で構成される。新端末は固定式スキャナとレジ操作部を一体化した対面型POSで、商品スキャン・レジ会計の操作中も常時に来店客と向かい合った状態となる。このため店員は、両手で商品を扱うことができ、よりていねいな顧客対応が可能で、レジ会計時間の短縮にもつながる。また、本部側の管理サーバでは店舗売上と在庫状況を一元的に集計、リアルタイムな把握が可能。ツルハでは、同システムを全国約550店舗に導入する(2007年11月導入完了を予定)。

 ツルハは同システムの導入により、顧客との対話を重視して1人1人との密接なコミュニケーションを築くと同時に、顧客の生の声を商品・サービス・店舗作りに反映させるとしている。

[関連リンク]
ツルハホールディングスの発表資料(PDF)
NECの発表資料
NECインフロンティアの発表資料

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