ポリシーに反するソフトの起動も防止

NTTデータ・セキュリティら、ログ取得に機能を絞ったパッケージ

2011/01/26

 NTTデータ・セキュリティと日本ファインアートは1月24日、操作ログの取得によってユーザーの操作状況を把握し、情報漏えいの抑止を図るセキュリティ製品「トータルセキュリティフォート(TotalSecurityFort)・ログパック」を1月31日に販売することを発表した。

 トータルセキュリティフォートは、台湾のファインアートテクノロジーが開発し、NTTデータ・セキュリティが技術協力した情報漏えい対策ソフトウェアだ。クライアントPCで行われるさまざまな操作のログ情報をエージェントを通じて収集するとともに、ポリシーに基づいてソフトウェアやデバイスの利用、ファイルの暗号化といった操作を制御し、機密情報の流出につながる行為を防ぐ。

 新製品のトータルセキュリティフォート・ログパックは、このうちログ収集機能と、管理者が許可していないソフトウェアの起動禁止機能を抜き出してパッケージ化した製品だ。Web閲覧をはじめ、ファイル操作やソフトウェアの実行状況、外部記憶デバイスへの出力など、クライアントPCで行われる広範囲な操作ログを取得し、分析する。ポリシーの順守状況を確認できるほか、万一情報漏えいが起こったときの原因究明に役立てることが可能だ。

 価格は、1ライセンス当たり年額6800円、サポート費用は1200円。資産管理機能、リモート機能などの追加購入も可能だ。

(@IT 高橋睦美)

情報をお寄せください:



Security&Trust フォーラム 新着記事

注目のテーマ

Security & Trust 記事ランキング

本日 月間