無線LANコントローラやVPNでスマートフォンセキュリティも推進
フォーティネットは2011年も「統合を継続」
2011/01/31
フォーティネットジャパンは1月27日、2011年の戦略説明会を開催した。米フォーティネットのインターナショナルセールス&サポート統括バイスプレジデント、パトリス・ペルシュ(Patrice Perche)氏は、「複数のセキュリティ機能を単一のボックスに統合し、なおかつ高いパフォーマンスで提供することがわれわれのイノベーションだ」と述べ、引き続きさまざまな機能を統合していく方針を示した。
フォーティネットの主力製品は、ファイアウォールやVPN、IPS、アンチウイルスなどの複数のセキュリティ機能を1つのアプライアンスに集約したUTMアプライアンス「FortiGateシリーズ」だ。独自に開発したASICやコンテンツプロセッサと専用OS「FortiOS」の組み合わせによって、高速な処理を実現することが特徴だ。
FortiGateシリーズの全世界での出荷台数は60万台を超え、2010年の売り上げ高は前年比33%増の3億7600万ドルに達した。フォーティネットジャパン代表取締役社長の新免泰幸氏によると、国内市場の傾向として、従来UTMが強いとされてきたエントリモデルに加え、ミドルレンジやハイエンドでの販売が成長してきたという。
同社は2010年にリリースしたFortiOS 4.0で、DLP(情報漏えい対策)、アプリケーション制御やWAN最適化といった機能をUTMに統合した。2011年は「もっとリッチな機能を統合していく」(ペルシュ氏)という。例えば、無線アクセスポイントのコントローラ機能を統合し、ワイヤレス環境での強力なセキュリティを提供するという。スマートフォン向けVPN機能とともに、企業におけるスマートフォン活用を後押しするソリューションとして提供する計画だ。
また、業界のトレンドとして避けることのできないクラウドコンピューティング環境にも、VMware版のFortiGateを投入するなどして対応。「外からの脅威に対処するには既存のハードウェアアプライアンス、仮想環境の内側のゾーン間セキュリティにはVM版、という使い分けを提案していく」(フォーティネットジャパン 市場開発 シニアセールスディレクターの西澤伸樹氏)。
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