環境を限定せず、別製品が不要

システムの回復プロセスを完全自動化、ファルコンストア

2011/05/19

 ファルコンストア・ジャパンは5月18日、同社のデータ保護/ディザスタリカバリ(DR)製品「FalconStor Continuous Data Protector(CDP)」と「FalconStor Network Storage Server(NSS)」で、システムリカバリのプロセスを自動化するツールを標準機能として日本市場に投入することを発表した。

 この自動化ツール「RecoverTrac 2.0」では、事前に設定されたプロセスに従って、遠隔地へのサーバ、ストレージ、ネットワーク、アプリケーションの回復を完全に自動化できるという。フェイルオーバだけでなく、フェイルバックも自動化可能。OS、仮想マシン、ネットワークを問わない。例えばヴイエムウェアは、サーバ仮想化環境で遠隔地を結んだDRの自動化を実現する「VMware vCenter Site Recovery Manager」という製品を提供しているが、こうした製品を使わずに、フェイルオーバとフェイルバックの自動化が実現できることになる。同機能では、物理から物理、物理から仮想、仮想から仮想のリカバリ操作が可能という。

 RecoverTracには、テストモードやクローン機能がある。テストモードではDRの予行演習が可能。クローン機能では特定アプリケーションのデータを他の目的に再利用できる。

(@IT 三木泉)

情報をお寄せください:

Server & Storage フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

広告業界の平均年収上昇率ランキングトップ10
国内540万社の企業情報を網羅した日本最大級のデータベース「SalesNow DB」が、上場企業...

ドミノ・ピザに学ぶ「必ず記憶に残る」ブランディング(無料eBook)
“たまたまピザを売っているEコマース企業”を名乗るドミノ・ピザの斜め上を行く発想はど...

Appleの新iPad Pro広告動画は「1984」で解放されたクリエイティビティーをディストピアに戻す暴挙
ピアノや彫刻などの芸術品を大型プレスで破壊する映像は、Apple史上稀有な失敗となった。