国内パートナーは約1000社に
ヴイエムウェアの2012年はハイブリッドクラウドへの道程を支援
2012/01/26
ヴイエムウェア日本法人が1月25日に行った事業説明の場で、代表取締役社長の三木泰雄氏は、同社にとっての2011年を「仮想化が主役になった1年」と総括した。
仮想化/企業内クラウド運用基盤の「VMware vSphere」および関連製品については、昨年に続き大規模ユーザーにおけるエンタープライズライセンス契約が増加しているという。「(大口企業ユーザーでは、)3年間を見越したエンタープライズライセンス契約を、1年あるいは1年半で使いきってしまうケースも見られるようになってきた」(三木氏)。すなわち当初の想定よりも仮想化環境の拡大が加速するケースが見られるのだという。
一方で、地方および中堅企業にも仮想化の市場が広がってきたという。ヴイエムウェアは中堅・中小企業向けに「IT価値創造塾」というポータルサイトを運営しているが、同サイトは日本法人のサイトに比べ、3倍のアクセスがあるという。
販売パートナーをはじめとする国内のパートナーは約1000社に達した。このうち約80社が、クラウドサービスにかかわるクラウドパートナー。クラウドパートナーのなかには、ハイブリッドクラウドを実現できるクラウドサービスを提供する事業者も登場している(「ソフトバンクテレコム、ヴイエムウェアと提携でハイブリッドクラウド提供へ」)。すなわち、クラウドサービス事業者は、ユーザー企業の個別のパフォーマンスとセキュリティニーズに合致したプライベートセグメントを提供でき、ユーザー企業側では必要に応じ、仮想化インフラと、クラウドサービス上のプライベートセグメントを統合管理できる。しかし、実際に国内企業におけるハイブリッドクラウドの構築が活発化するのは2012年からと三木氏は話した。
一方、ヴイエムウェアは以前より、仮想化の島から全社的な仮想化IT基盤への移行、さらに単なる仮想化ではなく、統合・標準化・自動化・効率化された全社的ITインフラを「プライベートクラウド」と表現してこれを推進してきた。2011年に発表のVMware vSphere 5では、アプリケーションのサービスレベル要件を確保しながら同一の基盤上で統合的に運用できる機能を強化した。
2012年のヴイエムウェアは、既存の大規模ユーザーにおけるVMware vSphere環境の構築・運用高度化の支援と同時に、ハイブリッドクラウドの構築を推進するため、他国と比較してすでに手厚いというテクニカルサポートをさらに強化。コンサルティングやテクニカルアカウントマネージャーの提供メニューを拡充するという。また、サービス事業者専任の部門を設置、サービス事業者とは共同プロモーションを積極的に行っていくとする。
デスクトップ仮想化製品「VMware View」についても、日本では以前より安定して引き合いが強いという。ネットワークパフォーマンスで劣るというイメージを持たれたこともあったが、2011年に提供開始されたVMware View 5でこれは払しょくされたとしている。2012年には、Android端末の仮想化を実現するHorizon Mobileについても、国内で何らかの発表がありそうだ。
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