ハイパフォーマンスのIPv6支援ソリューションを提供

A10ネットワークス、100Gbps超のAXシリーズ新モデル

2012/04/25

 A10ネットワークスは4月25日、アプリケーション最適化/負荷分散スイッチ「AXシリーズ」の新製品、「AX 3530」を発表した。1Uサイズのきょう体で100Gbps以上のスループットを実現することが特徴だ。

 AXシリーズは、サーバ負荷分散やHTTP/SSLのアクセラレーション、アプリケーション高速化などの機能を提供するアプライアンス製品だ。64ビット対応の独自OS「ACOS(Advanced Core Operating System)」を搭載し、既存のIPv4アドレスを有効活用して延命を図るCGN(Carrier Grade NAT)のほか、IPv6移行を支援するMAT64/DNS64、DS-Lite、6rdといった技術もサポートしている。

 A10ネットワークス マーケティング部 高木真吾氏は、「スマートフォンや、それによるWi-Fiアクセスの増加に伴い、IPv4アドレスの消費が急速に進んでいる」と説明し、IPv4アドレスの枯渇にともない、これら移行技術が注目を集めていると述べた。

 AX 3530は、IPv4枯渇問題が現実化し始め、より高いパフォーマンスが求められるようになったことを背景にリリースされた製品だ。CGNをはじめとするIPv4延命/IPv6移行技術をフルサポートしつつ、最大スループットは115Gbpsで、最大2億5600万セッションの同時接続数を実現する。Intel Xeon 8コアプロセッサを2基搭載し、64ビットOSの性能を引き出すことで、高性能を実現したという。

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 AX 3530は、10GbE(SFP+)を12ポート、1GbE(SFP)を2ポート、1GbE(カッパー)を4ポート搭載しており、価格は1990万円。5月から販売を開始する。

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(@IT 高橋睦美)

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