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ディップ スイッチ (Dual In-line Package switch)

別名
DIPスイッチ (Dual In-line Package switch) 【ディップ・スイッチ】

最終更新日: 2001/06/22

 電子回路に対する各種設定を行うために、回路基盤上に配置されるスイッチの一種。ディップ スイッチは、通常、プラスチックやセラミックで形成されたボックス型の小さなスイッチで、ここに1つないし複数の2値スイッチが配置されている。スイッチの形式には、家庭用の電灯スイッチと同じように、押し下げる位置によってオン/オフ(クローズ/オープン)を切り替えるロッカー型(rocker-type)や、上下(または左右)にスライドするスイッチの位置によってオン/オフを切り替えるスライディング型(sliding-type)などがある。

 ディップ スイッチよりも原始的な方法としては、2本の信号ピンをむき出しに配置しておき、これをジャンパ ブロックと呼ばれる小さな電導ピンによってオン/オフ(クローズ/オープン)を切り替えるジャンパ スイッチがあるが、このジャンパ スイッチでは、取り外し可能でなくしやすい小さなジャンパ ブロックがなければスイッチを切り替えられないという欠点があった。これに対しディップ スイッチでは、取り外し可能なパーツは存在せず、ペン先など、先のとがったものさえあれば、いつでもスイッチを切り替えられるというメリットがある。

 ただし最近のPC用拡張カードなどでは、不揮発性のフラッシュ メモリなどを基盤上に用意し、カード設定はソフトウェアで行い、設定内容をこのフラッシュ メモリに記録しておくタイプが増えたため、以前に比べるとディップ スイッチやジャンパ スイッチを持たないカードが増えている(ソフトウェア設定が可能であれば、PCのケースを開けることなく、カードの設定変更ができる)。

 なおロッカー型にせよ、スライド型にせよ、スイッチは小さく、微妙な操作が要求されるため、場合によっては、スイッチをオン(オフ)にしたつもりでも、スイッチの接点が正しくオン(オフ)になっていないこともある。ディップ スイッチ設定を行った拡張カードなどが正しく動かないときには、スイッチの接点が正しく設定されていない可能性を疑い、設定したい状態とは逆にいったん動かし、再度確実に目的の状態(オンまたはオフ)に設定してもう一度テストしてみるとよい。

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