八十二銀行、既存のNotes環境を活かしたナレッジマネジメント基盤を構築

2006/12/8

 リアルコムは12月7日、同社の情報共有基盤「REALCOM HAKONE for Notes」を、八十二銀行が全行導入して、行員約3000名を対象にしたナレッジマネジメント基盤を構築したと発表した。

 新基盤システムは既存のLotus Notes環境を活かして構築され、情報資産を他プラットフォームに移行することなく整理・活用できるようにしている。従来のLotus Notes上では分散していた情報を目的別・業務内容別の情報サイト「コミュニティ」に整理・再配置することで、必要な人に必要な情報を提供する仕組みを構築。HAKONE for Notesと検索エンジンの連携により、行内の情報を横断的に検索する機能も実現している。

 また、投資型商品推進を目的としたコミュニティを設置して、支店からの問い合わせにインタラクティブに答えることを可能にしたり、役員との情報・意見交換を目的としたコミュニティを作って、経営トップの意思を行員にダイレクトに伝えるなどの取り組みを実施している。

 八十二銀行では今後、同システムを所属部署を超えたコミュニケーションプラットフォームとして活用し、情報共有を実践していきたいとしている。

[関連リンク]
リアルコムの発表資料
八十二銀行

[関連記事]
文化放送、プッシュ&プル型EIPでグループ全体の情報共有を実現(@IT NewsFlash)
中国銀行、「事務リスク管理システム」でオペレーショナル・リスク管理を高度化(@IT NewsFlash)
みちのく銀行、統合融資業務支援システムの「電子稟議」「顧客管理」を本番稼働(@IT NewsFlash)
山陰合同銀行の電子稟議/営業支援システム、開発フェイズへ(@IT NewsFlash)
秋田銀行、顧客分析システムをオープン系に刷新(@IT NewsFlash)
大林組が全社情報共有基盤導入で“コミュニティ”を構築(@IT NewsFlash)
静岡銀行、業務処理と情報分析を統合した新営業情報システムを開発へ(@IT NewsFlash)
“情報洪水”時代の情報流通戦略論(2) − 三菱東京UFJ銀行に見る「情報マネジメント」の実践例(@IT情報マネジメント)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...