コンパックが厚さ1U(約4.4センチ)の超薄型サーバを発売

2000/5/22

 コンパックコンピュータは5月22日、1Uサイズと呼ばれる厚さ約4.4センチの超薄型ラックマウント型サーバ「Compaq ProLiant DL360シリーズ」を発表した。大量導入が見込まれる通信業界や、ISPやASPの市場をねらう。5月下旬に出荷を予定しており、価格は62万円から。

 CPUにインテルのPentiumIII 800MHzを搭載するモデルと、PentiumIII 550MHzを搭載するモデルの2種類があり、PeintiumIIIモデルでは2CPUまで搭載可能。128MBのECC SDRAMメモリ(最大4GB)と、64ビットPCI、32ビットPCIをそれぞれ1基装備。10/100BASE-TのNICを内蔵し、ホットプラグ対応ハードディスクドライブベイが2基ある。

 こうした1U型のサーバは、大規模なホスティングを行う通信業界や、ISPやASPをターゲットにしている。これらのサービス業者は大量のサーバを設置する必要があることから、高密度に設置可能なサーバのニーズが非常に高い。ラックマウントを前提とした薄型のサーバなら19インチラックに積み重ねるように設置でき、高いスペースパフォーマンスが得られるため、こうした要求に応えられるわけだ。

 ISP/ASP市場は今後大きな成長が予想されているため、各ハードベンダーとも、昨年からラックマウント型のサーバをラインナップに加えた展開を始めている。

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