日本オラクル、Java2とXMLに対応した
開発ツール「Oracle JDeveloper R3.1」発表

2000/7/29

 日本オラクルは7月27日、XMLをサポートし、同社のRDBMS「Oracle8i」に対応したJava開発環境「Oracle JDeveloper Release3.1」を7月31日より出荷開始すると発表した。

 JDeveloper R3.1は、「Oracle JDeveloper Suite R2.0」の後継バージョンにあたり、Oracle8iの最新バージョンR8.1.6に対応することで、Oracle8iに搭載されたJava2準拠のJava実行環境「Oracle JServer」の完全サポートや、XMLサポートなどの機能強化が行われている。これにより、JDeveloperで開発したアプリケーションを直接データベース上で実行することが可能になった。

 また、Java/XMLベースのアプリケーションフレームワーク「OracleBusiness Components for Java」、XML開発キット「XDK(XML Developer*s Kit)」も用意され、高いアプリケーション開発効率を実現するという。Oracle Business Components for Javaでは、従来のデータベースプログラミングに見られるJDBCを用いた複雑なプログラミングを必要とせず、メタデータをXMLとして管理するため、作成されたアプリケーションのコードの変更なしに、XMLを用いてビジネスロジックのカスタマイズができる。

 JDeveloper R3.1は、開発ツール本体の「Oracle JDeveloper for Windows NT R3.1」、RDBMSの最新バージョン「Oracle8i Enterprise Edition for Windows NT R8.1.6」の2つから構成される。価格は、1開発者ライセンスで35万円。キャンペーン価格として、出荷開始から2001年1月31日までは9万8000円で同製品を提供していく。

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日本オラクル

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