プライベート・マーケットプレイスの最新版、ウェブリッジ

2001/5/9

 ウェブリッジ・ジャパンはBtoBのマーケットプレイスを実現するアプリケーションの最新バージョンを発表した。

 「Webridge Private Exchange V4」は、企業が複数の取引先と1社1社専用のサイトを用意してやり取りを行う1対Nのプライベート・マーケットプレイスを実現するスィート製品。Web上でマーケットプレイスを構築する際、既存システムとの連携、取り扱い製品、取引条件など、取引先ごとに異なる場合が多い。マーケットプレイスのメリットである情報の共有と、商談、コラボレーションを両立させるソリューションとして、同社では取引先ごとに専用のサイトを設けるプライベート・エクスチェンジ型のマーケットプレイスへのニーズが高いと見ている。

 製品は、コンテンツ、コラボレーション、コマース、パーソナライゼーションの4要素を提供する。ビジネス・ロジックが統合されたコンポーネントを用い、ユーザー設定などのシステム管理、コンテンツ管理、コラボレーション、コマース、関係(リレーションシップ)管理の5つの機能をパッケージ化した。これにより、導入した日からサイトのサービスインが可能という。

 操作の容易性も特徴で、利用者はドラッグ&ドロップで文書のやり取り、取引先とのコラボレーション、製品カタログの作成が可能。また、オンライン会議などのアプリケーションをアド・オンで動かすこともできるという。

 新バージョンでは、ビジネス・ユーザーの即時の判断で、コンテンツ作成、トランザクションの管理が行える機能が追加されたほか、マイクロソフト社の「Microsoft Commerce Server 2000」「BizTalk Server」とのインターフェイス機能も強化された。

 米ウェブリッジは1996年創立のeビジネスのソリューション・プロバイダ。「Webridge Private Exchange」は世界で100以上の稼働実績をもち、ロゼッタネット(URL:http://www.rosettanet.org/)のサイトもユーザーという。

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