Eclipseベースのレポートツール、アクチュエイトが今夏出荷

2006/5/25

 レポーティングツールベンダのアクチュエイト ジャパンの代表取締役 吉川浩司氏は5月24日会見し、金融向け営業体制の刷新を柱とする事業戦略を発表した。Eclipseベースのレポート開発環境「BIRT」を基盤として開発する新製品「Actuate 9」を今夏に出荷することも発表。Eclipseベースにすることでレポート開発を容易にし、金融などでの導入促進を見込む。

アクチュエイト ジャパンの代表取締役 吉川浩司氏

 吉川氏によると米アクチュエイトの売り上げのうち50%以上は銀行、証券などの金融から上がっている。しかし、国内市場の同売り上げは15%程度で、伸びる余地が大きいと判断した。これまでの間接販売に加えて、パートナーと協力したうえでハイタッチセールスを始める。プリセールスや教育、導入コンサルティングなどの各部門も増強し、社員数を現在の8人から2009年までに40人に増員する。

 また、金融に強いパートナーの開拓も進める。社内に金融営業部門も新設する計画で、吉川氏は「日本法人に人、モノ、金を投入する」と話した。顧客数を現在の370社から450社まで増やし、2009年に国内ビジネス・インテリジェンス(BI)市場でシェア15%を獲得することが目標だ。

 BI市場はマイクロソフト、日本オラクルなどの総合ベンダも力を入れている。吉川氏は「BI市場の中では、レポートを使うユーザーが8〜9割、OLAPや分析を行う人が1〜2割と言われる。他社はOLAPにフォーカスしている」と話し、レポーティング機能をアピールし、総合ベンダに対抗する考えを示した。

 今夏に出荷するActuate 9はシステムの規模を問わずに利用できるレポーティングツール。Eclipseのプロジェクトの1つである「BIRT」(Business Intelligence and Reporting Tools)で開発されているレポート開発環境を採用する。Java開発者が親しみのあるEclipseを使用し、ドラッグ&ドロップでのコンポーネント配置やWebサイト上でのレポート加工を実現する。

(@IT 垣内郁栄)

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アクチュエイト ジャパンの発表資料

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