「ネット上の誘惑に負けるな」

YouTubeを悪用した詐欺、IPAに相談寄せられる

2006/12/04

 情報処理推進機構(IPA)が12月4日に発表した2006年11月のウイルス・不正アクセス届出状況によると、ユーザーを特定したと見せかけて電子メールアドレスを取得しようとしたり、金銭をだまし取ろうとする「ワンクリック不正請求」や、コンピュータ・ウイルスに感染したと思わせてセキュリティソフトを押し売りする詐欺に関する相談が引き続き寄せられている。IPAは「ネット上の誘惑に負けるな」と呼びかけている。

 IPAによると11月のワンクリック不正請求の相談件数は155件。10月の236件に比べると減少しているが、IPAは「依然として多数の相談」としている。セキュリティソフトの押し売りについての相談は18件。10月は41件だった。

 ワンクリック不正請求では、アダルトサイトなどの画像、動画をクリックすることで、料金を不正に請求するプログラムがPCに取り込まれるケースが増えている。IPAはプログラムを取り込む前にOSやWebブラウザが警告を出すものの、ユーザーが無視しているとして「自分で問題のプログラムを取り込んでしまっているケースがほとんど」と指摘している。

 特に11月には、「YouTube」を悪用した詐欺行為についての相談が初めてIPAに寄せられた。この詐欺はYouTubeで動画を見ている際、画面内に表示されたバナーに「おめでとうございます! あなたは99万9999人目のお客様です!」と英字が表示。英字をクリックすると住所、氏名、電子メールアドレスなどを入力させられ、最終的にクレジットカード番号の入力を求められる。IPAは「有名なサイトだからといって、そこにあるバナーまでもが信頼できるとは限らない。うまい話の裏には、ワナが待ち受けていることが往々にある」と説明している。

ipa01.jpg Youtubeを悪用した詐欺で表示されるメッセージ。IPAサイトから

 IPAは「ワンクリック詐欺、セキュリティソフトの押し売りの相談件数が11月に前月から減少したのは、危険性についての情報が知られるようになったからではないか」と解説。そのうえで「問題のWebサイト自体は残っている」として注意を呼びかけている。

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(@IT 垣内郁栄)

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