業界横断的にオープンな仕様を目指す

業界9社、IPTVのE2E仕様開発でコンソーシアム設立

2007/03/20

 AT&T、エリクソン、フランス・テレコム、松下電器産業、フィリップス、サムスン電子、シーメンス、ソニー、テレコム・イタリアの9社は3月19日、「オープンIPTVフォーラム」を設立したと発表した。IPベースの映像サービスの普及に向けて、オープンなエンド・ツー・エンドの仕様を策定する。関連企業に対してもオープンに参加を呼びかけていく。

 すでにIPTVに関する標準化への取り組みはあるが、同コンソーシアムは業界を超えた活動が特徴。現在あるさまざまな標準技術を統合し、IPTV関連技術の完全な標準化を目指す。2007年後半までに、想定されるサービスの要求仕様とアーキテクチャ仕様、ならびにプロトコル仕様を策定する予定としている。想定しているIPTVサービスのイメージとして、同コンソーシアムは「パーソナライゼーション」「双方向化」「オンデマンド・アクセス」を挙げるほか、携帯電話や家電との連携のための相互接続技術の確立も視野に入れているとしている。

(@IT 西村賢)

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