ファイルの移動や一部のコピー、印刷もブロック

秘匿ファイルの漏えい防止機能を備えたセキュリティツール、ライフボート

2007/05/21

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 ライフボートは5月21日、多様な方法でアクセス制限を設定できるセキュリティツール「AccessBlocker EX Version 3.0 with EagleEyeOS」と、エントリバージョンの「AccessBlocker Version 3.0 with EagleEyeOS」を6月22日に発売すると発表した。それぞれ1ライセンス当たりの価格は2万円、1万4800円(税別)。

 AccessBlockerは、ユーザー、プロセス、デバイスごとに管理対象領域へのアクセス制御や情報の隔離を行うツール。ファイルアクセスやイベントログの収集、監視・警告機能も備える。具体的な機能は、以下の通り。

ストレージやフォルダへのアクセス制限
OSが認識可能なファイルシステムやハードディスクドライブ、CD/DVDドライブ、フロッピーディスク、リムーバブルメディアなどへのアクセス権限。制限なし/リードオンリー/ブロックを個別に設定できる。

デバイスの利用制限
CD/DVDドライブ、赤外線ポート、Bluetoothアダプタ、IEEE1394ポート、ワイヤレスLANアダプタ、シリアルポート、パラレルポート、ネットワークアクセス、USBコントローラ、PCMCIAアダプタなどの利用権限を、制限なし/リードオンリー/ブロックに設定できる。

プロセスやほかのPCからのアクセス制限
指定したプロセスからの、保護対象のドライブ、フォルダ、ファイルへのアクセスを禁止できる。また、あらかじめ設定した「ゾーン」により、ゾーンの異なるPCからのアクセス権限を設定できる。

スナップショット機能
特定のイベントが発生したときに、自動的にスクリーンショットを作成できる。

ファイルアクセス・操作ログ収集機能
デバイス、ストレージ、フォルダ保護に関するイベントをログとして収集する。

警告機能
特定のイベントが発生したときに、メールで通知する。

隔離機能
任意のパスで隔離領域を指定し、その領域に保存されているファイルを、領域外に持ち出せないようにする。隔離領域へは、許可されたユーザーが許可されたプロセスによってのみアクセスできる。隔離領域に保存されているファイル、またはファイルの一部をクリップボードにコピーしたり、印刷、画面コピーを取ることはできない。

 隔離機能は上位バージョンのEXのみ。また、EXが複数のPCにインストールされている場合には、一方の設定内容を他方に上書き転送できる。

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(@IT 西村賢)

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