VMwareを活用

数分でサーバを復旧するファルコンストアのCDP新製品

2007/07/12

 ファルコンストア・ジャパンとネットワールドは7月12日、ネットワールドがファルコンストアのサーバ・バックアップ/リカバリ・ソフトウェア「FalconStor CDP Virtual Appliance for VMware Infrastructure」(CDP for VMware Infrastructure)を国内で提供開始すると発表した。

falconstor01.jpg 米ファルコンストア 会長兼CEO レージェン・フーアイ氏

 新製品は「Virtual Appliance」として提供される。Virtual Applianceはヴイエムウェアの提唱するソフトウェア提供形態で、OSとアプリケーションを設定済みの1つのパッケージとして提供する。VMwareのハイパーバイザをインストールしたあらゆるサーバ・ハードウェア上に導入することができ、初期設定や最適化作業を最小限に抑えることができる。

 CDP for VMware Infrastructureは物理サーバ、仮想サーバを問わず、「継続的データ保護」(CDP)を行うことができる。CDPは稼働するアプリケーションを止めることなく、バックアップ対象のデータをほぼリアルタイムで自動的に複製し続ける技術。同様なCDP製品はさまざまなベンダが提供しているが、ファルコンストアでは他社のCDPがファイルレベルでのバックアップであるのに対し、同社のCDPがブロックレベルであることからOSファイルを含めたデータ複製が行えるなど、大きく他を引き離しているとしている。

 バックアップ元のサーバがクラッシュした場合には、短時間で別のサーバを立ち上げ、データを引き継いで復旧できるという。復旧の形態としては、ファイルやデータベースの復旧、仮想サーバのデータを引き継いで仮想サーバを起動、物理サーバを引き継いで物理サーバを起動、物理サーバを引き継いで仮想サーバを起動、などが可能。

 この発表に際して来日した米ファルコンストアの会長兼CEO レージェン・フーアイ(ReiJane Huai)氏は、「業界最速で復旧ができる。競合他社はわれわれの記録に挑戦してみてほしい」と胸を張った。CDP for VMware Infrastructureで仮想サーバから仮想サーバへの復旧に要する時間は最短2分、物理サーバから物理サーバの復旧は最短5分、物理サーバから仮想サーバへの復旧は最短10分で行えるという。

 ファルコンストアは製品発表の場で、CDP for VMware Infrastructureを使った物理サーバから仮想サーバへの復旧をデモして見せた。デモではバックアップ元の物理サーバがダウンした際に、CDP for VMware InfrastructureはCDPによってバックアップしていたデータに対し、リストア作業なしに直接VMwareの変換ツール「VMware Converter」を適用、ドライバなどを追加するだけの作業で、ダウンしたサーバと同じデータを元に数分で仮想サーバを立ち上げていた。つまり、バックアップ・データから直接サーバを起動することで、復旧時間を短縮している。

 ネットワールドは、CDP for VMware Infrastructureの初年度売り上げとして約2億円を見込んでいるという。

(@IT 三木泉)

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