フォーチュン1000企業で27.5%

Ajax普及でHTTP圧縮の利用率が上昇

2007/08/20

 調査会社の米ポート80ソフトウェアは8月16日(現地時間)、フォーチュン1000企業のWebサイトで利用されているWebサーバやアプリケーションサーバのシェアについての最新の調査結果を発表した。調査によれば、過去1年でマイクロソフトのIIS 6.0のシェアが9.5ポイント上昇して36.5%となり、IIS 5.0の18.10%を逆転。OSSのWebサーバ、Apacheの24.9%をしのぐ普及率となった。IISのバージョン4〜7の合計シェアは55%。レポートでは、IIS普及の要因としてASP.NET利用が進んだことを挙げている。

httpcomp01.png IISのバージョンごとのシェア。IIS6がIIS5を逆転(出典:ポート80ソフトウェア)
httpcomp02.png Webサーバのシェア。Netscapeサーバがシェアを下げ、Apacheは緩やかに伸びる形になっている(出典:ポート80ソフトウェア)

 同じくフォーチュン1000企業のWebサイトを対象とした調査で、アプリケーションサーバのシェアはASP/ASP.NETがトップで51.5%のシェアと2年前から7.9ポイントの上昇。J2EE、JSP、WebLogic、WebSphere、TomCatなどのJavaプラットフォームが2位で12.7%。そのほか、PHP(6%)、ColdFusion(3.2%)、Perl(1.9%)、Python(0.2%)などとなっている。

 また、同時に公開されたHTTP圧縮の利用率では、フォーチュン1000企業のうち275企業がWebサーバから送信するコンテンツの圧縮を行っていることが明らかになった。レポートでは圧縮で回線帯域の20%を削減でき、費用の節約額は、これらの企業だけで年間数百億円に上ると報告している。調査を開始した2年前の2003年7月時点では、HTTP圧縮を利用したWebサイトの比率は1.9%に過ぎず、急速に普及している様子がうかがえる。レポートでは、Web2.0やAjaxで複雑化したコンテンツが増えたことから、HTTP圧縮の利用が進んだのではないかとしている。

 HTTP圧縮は、Webサーバ上でHTMLやCSS、JavaScriptなどのテキストファイルを圧縮して送信し、Webクライアント側で解凍する仕組み。GzipやDeflateなどオープンな圧縮ライブラリを利用する仕様として早くから標準化されていた。初期の互換性の問題から普及が遅れたが、Webサーバの設定を変更するだけで転送速度を上げることができる技術として、最近再び注目を集めている。

httpcomp03.png HTTP圧縮の利用率の変化。ほとんど使われていなかったが、過去2年で25ポイント強上昇している(出典:ポート80ソフトウェア)

(@IT 西村賢)

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