前年比36.6%の伸び

ブレードサーバ市場が高い伸び、米IDC調査レポート

2007/08/24

 調査会社の米IDCは8月23日(現地時間)、全世界を対象とした2007年第2四半期のサーバ市場の調査レポートを発表した。同期間のサーバ市場規模は131億ドル(約1兆5000億円)、前年比6.3%と2000年にピークを記録して以来の最高値となった。

 高い成長率を見せたのはブレードサーバ市場。前年比36.6%の伸びで出荷額は8億7500万ドル(100億円)となった。1位はヒューレット・パッカードで47.2%の市場シェアで9.7ポイント、シェアを伸ばした。2位がIBM(32.3%)。

 全サーバのシェアは、前回の調査と変わらず出荷価格ベースの順位で、IBMが31%のシェアで1位を堅持した。2位も3位も変わらず、それぞれ28.2%のシェアでヒューレット・パッカード、13.1%のシェアでサン・マイクロシステムズがランクイン。順位は変わらないものの、デルが前年比20.2%の高い伸びを見せ、シェア10.3%の4位となっている。

 プロセッサ別でみると、x86ベースのサーバ市場が前年比15.5%の出荷額と、7四半期連続で最も成長率の高い市場となった。同市場では1位がヒューレット・パッカード(35.1%)、デルが2位(22.2%)、IBMが3位(17.5%)となっている。非x86系のサーバは前年比で2.3%の減少となった。ただし、同区分のうちIBMとサン・マイクロシステムズは、それぞれ2.8%、1.3%と微増している。

 また、Linuxサーバは5期連続の成長で昨年の12.1%から、19%と約8ポイントほどシェアを伸ばしている。Windowsサーバも38.2%と4ポイント、シェアを伸ばした。Unixサーバは売り上げベースで4%減。31.7%のシェアとなった。

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(@IT 西村賢)

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