“日本におけるデジタルライフスタイルの革新”

デジタルライフスタイルを支えるMSの技術革新

2007/08/29

 マイクロソフトは8月29日、コンシューマ市場におけるパートナー企業向け戦略説明会「CONNECTED」を開催した。基調講演のテーマは「日本におけるデジタルライフスタイルの革新」。“革新”を支える技術をいくつか紹介しながら、同時にテレビ局を始めとしたコンテンツパートナーとの協力関係の密接さをアピールした。

マイクロソフト写真 マイクロソフト 代表執行役社長 ダレン ヒューストン氏

 コンシューマ市場に対して最近のマイクロソフトがよく持ち出すキーワードは「ソフトウェア+サービス」である。ここで表現されるサービスとは、映像や音楽、ショッピングなどインターネットを通じて消費者に提供されるコンテンツを指す。GoogleやYahoo!などの競合他社と比べると同分野はマイクロソフトにとって一歩遅れた分野である。同社は、放送事業者や通信事業者、音楽レーベルといったコンテンツパートナーとの連携を強めながら、サービス部分の厚みを増やしていく。

 一方、同社の従来からの強みであるソフトウェア分野については、さまざまな技術開発を行っている。

 Windows Media Centerのユーザーインターフェイスをテレビなどで利用するために開発した技術として、Media Center Extenderがある。デモンストレーションでは、Xbox360に組み込まれたExtenderを経由して、PCのWindows Media Centerに接続した。ExtenderはXbox360に限らず、テレビやSTBなど多様なデバイスに搭載することが可能。複雑な操作系機構をPCにゆだね、テレビをプレゼンテーション画面としてのみ利用するという提案を同社は国内のメーカーに働きかけている。

 Windows Vista上でアプレット(ガジェット)を動かしながら、ディスプレイを持つデバイスと通信連携するための技術「SideShow」も改めて紹介した。PC上のアプレットはXML形式に変換してデバイスへ送る。PCとモバイルデバイス間をBlueToothで接続し、PowerPointで作成した資料を手元で見るというデモンストレーションを行った。

 Webブラウザで表現力豊かな映像を再生するための技術が、Webブラウザ用メディア再生プラグイン「Microsoft Silverlight」である。.NET Frameworkベースの軽い(2MB未満)プログラムをWebブラウザに組み込む。メディアファイルの再生とウェブアプリケーションの表示が行えるのが特徴で、Adobe SystemsのFlash Playerと機能面で競合する。

 デザイナや開発者にとっては、Windowsプラットフォームアプリケーションの開発モデルおよび開発ツール(Microsoft Expression StudioやMicrosoft Visual Studio)をそのまま適用できる点がメリットとなる。

 Silverlightのコンテンツは、インターフェイスを記述するXAMLファイルとロジックを記述するコードビハインドファイルの2種類で構成される。コードビハインド部分には、C#やVBだけではなく、Ruby、Pythonといったダイナミック言語を記述できるCLR(Common Language Runtime)を実装している。

 さらに、2007年5月に発表したタッチスクリーン付きのテーブル型コンピュータ「Microsoft Surface」も紹介した。

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(@IT 谷古宇浩司)

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