既設の共聴用同軸ケーブルで200Mbpsを実現

PLC技術を同軸ケーブルに応用したモデムを開発、住友電工

2007/09/25

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 住友電気工業は9月25日、既設のテレビ共聴用同軸ケーブルを利用して最大200Mbpsの高速通信ネットワークを構築できる同軸用モデム「ACLCシリーズ」(Advanced Cable Link Communication)を開発し、販売を開始したと発表した。ホテル、学校、病院、集合住宅内などでの利用を想定している。2012年までに100億円の売り上げを見込む。

 PCL技術を応用した。同軸ケーブルはPLCで用いる電力線に比べて反射や伝送損失などの点で品質が高く高速化が容易という。分配器を使うことで通信信号とテレビの映像信号は共存できる。構成によって最大64台までモデムを設置可能。

(@IT 西村賢)

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