ODF-OOXMLコンバータのバージョン1.1をリリース
オフィス文書互換性向上目指しイニシアチブ設立、MS
2008/03/07
米マイクロソフトは3月6日、異なるオフィス文書フォーマットの相互運用性を高める目的で「ドキュメント・インターオペラビリティ・イニシアチブ」を設立すると発表した。第1回の会合として同社はマサチューセッツ州で、米ノベルなど数社を招いてマイクロソフトの文書フォーマットであるOOXML(Office Open XML)とISO標準規格でOpenOffice.orgなどで使われているODF(Open Document FOrmat)の相互互換性検証を、Mac OX X、iPhone、Palm OS、Symbian OS、Linux、Windows Mobileなど多様なプラットフォーム上で行う予定という。今後、同様の会合を世界各地のラボで継続し、さまざまな実装の相互運用性の検証と修正を行っていく。ベンダ間の議論を促し、各種の文書フォーマットの整合性検証ツールや、互換性を確保しやすい文書テンプレートの開発を目指す。
イニシアチブ設立と同時に、OOXMLとODFのコンバータのバージョン1.1をリリース。現在、コンバータはExcelとPowerPointの変換に対応する。
今回の発表は同社が2月21日に明らかにした、全社的な戦略転換のポリシーを実践した活動の1つ。OSやオフィス製品でプロトコルやAPI、データフォーマットをオープンにしていくほか、相互運用性向上を目的としたフォーラムを立ち上げることやオープンソースコミュティと協力していくことなどを目標に掲げている。
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