“不吉な数字”だから6.6もスキップ

次期NetBeansは7.0ではなく6.7に

2009/02/20

 統合開発環境「NetBeans」の開発コミュニティは2月19日、これまで開発を続けてきた次期マイルストーンリリースのバージョンをNetBeans 7.0ではなく、NetBeans 6.7とすることを明らかにした。

 NetBeans開発チームでは、年に2度のバージョンアップといった伝統的なリリースサイクルではなく、こまめに小さなバージョンアップをリリースすることを目指している。一方、現在開発中で2009年6月にリリース予定の次期版は、バージョン番号付けの方針に照らすと、6.5から7.0とするよりもマイナーバージョンアップとするほうが適切と判断したという。マイナーバージョンアップはAPIの互換性があり、大きな機能追加がないということを示している。また現在最新版の6.5から6.7へと1つスキップする理由にも言及。これは6.6がネガティブな連想を招くからとしている。

 NetBeans 6.7の新機能としては、Java用のプロジェクト管理ツール「Maven」や、サン・マイクロシステムズが提供するソースコードのホスティングサービス「Kenai」の統合などがある。Kenaiは、JRuby on Railsで書かれた現在ベータ版のサービスで、SourceForgeやGithubに似たホスティング環境を提供する。バージョン管理システムやフォーラム、課題トラッキングシステムなどが利用できる。なお、Java EE 6のサポートは今回のバージョンアップに含まれず、将来のサポート予定となっている。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

Java Agile フォーラム 新着記事

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...