既存システムとEJBで連携も可能

HDE、携帯キャリア向けに最適化したメール配信システム

2009/04/06

 HDEは4月6日、APIを経由し既存のシステムと連携が可能なメール配信ソフトウェア「HDE Mail Application Server #Delivery」(#Delivery)を発表した。5月20日から販売を開始する。

 2月に発表された#Archiverに続き、#Deliveryは同社のメール総合プラットフォーム「HDE Mail Application Server」上で稼働する。単純なメールマガジンの配信だけではなく、既存のECシステムやコンテンツマネジメントシステムと連携し、発注確認書や入出金明細など1通ずつ内容の異なるメールも配信できる。メール配信を実現するための配信スケジューリングやエラーメール処理機能を持っており、それぞれの機能はEnterprise JavaBeans(EJB)を経由して実行できる。

 携帯電話へのメール配信機能にも独自のノウハウがシステム化されている。携帯キャリアごとに異なる絵文字やデコメール(HTMLメール)仕様の吸収が可能だ。また携帯キャリアでは特定のIPアドレスから一定以上のメールが配信されるとエラーとする場合があり、メール配信を高速化する際にはキャリアごとに異なるノウハウが必要だという。#Deliveryではキャリアや特定のISPごとにあらかじめメール配信スピードやセッション数、IPアドレス数がプリセットされており、配信を高速化できる。

 メール総合プラットフォームを含めた#Deliveryの価格は525万円(税込み)。

#Deliveryの管理画面 #Deliveryの管理画面。GUIでの管理だけでなく、API経由での設定、入稿も可能

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(@IT 宮田健)

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