Active DirectoryからGoogle Appsまで対応

OSSTech、オープンソースの統合ID管理製品を提供

2009/10/23

 オープンソース・ソリューション・テクノロジは10月21日、企業や教育機関向けのオープンソースの統合ID管理ソフトウェアを製品化した「ユニコーンIDマネージャー」の提供を開始した。

 ユニコーンIDマネージャーは、これまで異なるディレクトリサーバによってばらばらに管理されてきたID情報を集約し、一元管理するためのソフトウェアだ。マイクロソフトのActive Directoryのほか、OpenLDAP、Sun Java System Directory Server、Red Hat Directory ServerといったLDAPサーバに対応しており、これらにまたがるIDの作成や変更、ユーザー情報の更新といった作業を一括して行うことができる。ユーザー作成/削除後にスクリプトを実行したり、パスワード文字数などに制約を設けることも可能だ。

 特徴は、Google AppsやYahoo!メールAcademic Editionといった、サードパーティが提供するサービスとの間でも、プロビジョニングAPIを介してID連携が可能なことだ。

 さらに、オープンソースのシングルサインオン製品「OpenSSO」を組み合わせることで、Google AppsやSalesforceといった、SAMLに対応したクラウド型サービスに対してもシングルサインオンを行えるようになるという。

 ユニコーンIDマネージャーはRed Hat Enterprise Linux 5、CentOS 5、Solaris 10上で動作し、価格は63万円、サポート料金は年額25万2000円。PythonとDjangoで開発されており、GPLv2でオープンソースソフトウェアとして公開されるため、カスタマイズも可能という。

(@IT 高橋睦美)

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