2011年1月からベータ版開始
@ITとアールラーニング、「Rails技術者認定試験」で協力
2010/11/19
@ITとアールラーニングは11月19日、「Rails技術者認定試験運営委員会」を共同で設立すると発表した。委員長にはアイティメディア @IT編集長の三木泉氏、アールラーニング 代表取締役の庄司貢一郎氏が就任する。
同団体は、2011年1月から始まる「Rails技術者認定試験」を運営する。また、12月22日に@IT内に開設予定のポータルサイト「Rails Hub」でコンテンツを展開する予定だという。
日本のRailsエンジニアを育成する
同委員会は、RubyおよびRailsの技術者育成を目的として発足した。狙いは、日本における「RubyやRailsによるビジネスの拡大」だ。「欧米圏を中心としてRubyやRailsによるビジネスが成長している」と、同団体 テクニカルアドバイザーの松田明氏は説明する。実際、アメリカではRubyやRailsを使えるエンジニアが足りないほどの状況だという。求人検索サイトindeed.comによれば、Rails1.0が公開された2005年以降、Rubyエンジニアの求人は増加傾向にある。
日本ではRubyやRails関連のビジネスはそれほど活発ではないが、今後の成長が見込まれる分野であると、三木氏は語る。
Rails 3 技術者認定試験の概要
Rails 3 技術者認定試験は、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3レベルを用意する。試験は、段階的に実施する。まず、2011年1月にブロンズ・ベータ試験を公開し、3月から本試験を実施する予定だ。受験料は1万円。受験はCBT(Computer Based Testing)で行い、全国の会場で受験できる。
アールラーニングの庄司貢一郎氏は、「まずは、ブロンズから実施を開始する。Railsのバージョンアップが一段落した段階で、シルバーとゴールドの試験を実施するつもりだ」と語る。
Railsのバージョンアップが落ち着くまでは、教材コンテンツはWeb上で展開する。「Rails Hub」では、RubyおよびRailsの関連情報とともに、ブロンズの主教材となるコンテンツを公開していく予定だ。シルバーやゴールドがスタートしてからは、教材として書籍の利用を考えているという。
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