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» 2004年05月19日 00時00分 UPDATE

連載簡単!Visual Studio .NET入門:第1回 初めての「Visual Studio .NET」 (1/4)

.NETでプログラムを作るには? VS.NETの使い方は?そんな新人プログラマのために VS.NETプログラミングをゼロから解説。

[デジタルアドバンテージ,著]
連載簡単!Visual Studio .NET入門
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 Visual Studio .NET(以降、「VS.NET」と表記)は、マイクロソフトが提供する開発ツールだ。この開発ツールを使えば、素早く簡単にさまざまなプログラムを作成することができる。実際にその開発を体験すれば、VS.NETによる開発の「容易さ」と「早さ」にビックリすることだろう(ちなみに、この「簡単さ」と「早さ」のことを、プログラミングの世界では「開発生産性」と呼ぶ)。

 本連載は、プログラミング経験がまったくない読者を対象として、VS.NETを使った開発のイロハを解説する。そのため、できるだけプログラミングの基礎から解説することを心懸けた。VS.NETは未経験でも、プログラミングの経験があるという読者の方々にとっては、説明が冗長な部分があると思われるが、ご了承いただきたい。VS.NETプログラミングの最初の取っ掛かりとして、企業の新人プログラマや、.NETプログラミングをゼロから始めてみたい人などに読んでいただきたいと考えている。

 それでは、まずは「VS.NETとは何か?」について簡単に説明していこう。

開発ツール「VS.NET」と実行プラットフォーム「.NET Framework」

 先ほど述べたようにVS.NETはプログラムを作成するための開発ツールである。しかし、そこで作成されるプログラムは、Windows上で動作する普通のプログラム(「Win32プログラム」と呼ばれる)とは少し違う。VS.NETで作ったプログラム(「.NETプログラム」と呼ばれる)は、「.NET Framework」という実行プラットフォーム上で動作する

dt-easyvs01.gif Win32プログラムと.NETプログラム
Win32プログラムはWindows OS上で動作する。一方、.NETプログラムは.NET Framework上で動作する。ちなみに、プログラムが実行される基盤となるソフトウェアは「実行プラットフォーム」と呼ばれる。つまり.NET Frameworkは、.NETプログラムを実行するための実行プラットフォームである。

 .NET Frameworkは、マイクロソフトの企業戦略でもある「Microsoft .NET*1」を実現するための「フレームワーク(仕組み)」を提供してくれる。具体的には、WebアプリケーションWebサービスといったプログラムの作成と実行を実現するための仕組みが提供される。

*1 【関連記事】 Microsoft .NETをより詳しく知りたい場合は、「.NET初心者のためのMicrosoft .NET入門」をご一読いただきたい。


 この.NET Frameworkがもたらす最大のメリットは、最初に述べた「開発生産性の向上」である。そのほかにも、「高機能性」や「より強固なセキュリティ」などのメリットもある。逆にデメリットを挙げるとすれば、.NETプログラムを実行するには、.NET Frameworkをインストールする必要があることだ。現在の主流クライアントOSであるWindows XPやWindows 2000には、.NET Frameworkが標準ではインストールされていない(Windows Server 2003には標準でインストールされている)。そのため、.NETプログラムを実行する前に、.NET Frameworkをインストールする必要があるのだ(この方法については今後の連載で解説する予定)。なお、VS.NETをインストールすれば、.NET Frameworkも一緒にインストールされる。よって、VS.NETで開発を行うコンピュータについては、.NET Frameworkを別途インストールする必要はない。

VS.NETのインストールについて

 以上、簡単にVS.NETや.NET Frameworkについて述べた。ここで、さらに詳しくVS.NETや.NET Frameworkの能書きをダラダラと並べるよりも、実際にVS.NETに触れて動かしてみる方が面白いだろう。よって、VS.NETを使ったプログラミングの解説に入りたいが、その前にやるべきことがある。VS.NETを動かすためには、当然、自分のコンピュータにVS.NETをインストールする必要がある。まずはVS.NETをインストールしよう。VS.NETをインストールするには、次のサイトを参考にするとよい。

 また、VS.NETが手元にないけれど使ってみたい場合は、実費で入手できる次の「60日評価版」の使用をお勧めする。金額は税込み2000円(2004年5月現在)である(郵送料、CD-ROM作成費用、人件費などを考慮すると、決して高い値段ではないだろう)。

 なお、VS.NETには、2002年に発売された「VS.NET 2002」と2003年に発売された「VS.NET 2003」の2つのバージョンがある。また、VS.NETのそれぞれのバージョンには、「Academic」「Professional」「Enterprise Developer」「Enterprise Architect」など、複数のエディション(版)がある。本稿では、このうち、VS.NETのバージョン「2003」の「Professional」版を使用する。VS.NET製品情報の詳細は、次のサイトを参照していただきたい。

 それでは、VS.NETはインストールできたとして、VS.NETの解説をしていこう!

 

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