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» 2014年04月10日 20時00分 UPDATE

HTML5に注力した「nexacro platform」を5月にリリース:企業向けUI/UXプラットフォーム提供2社、日本ネクサウェブとトゥービーソフトジャパンが組織統合

韓国TOBESOFTが米国Nexaweb TechnologiesのRIA部門を買収して米国にNexawebを設立。HTML5対応「One Source, Multi Use」新製品「nexacro platform」を5月にリリース予定だ。

[吉田育代,@IT]

 日本ネクサウェブとトゥービーソフトジャパンは2014年4月10日、国内での組織を統合し、新生「日本ネクサウェブ」として新しい体制で事業を開始することを発表した。

 これは親会社の体制変化に伴う組織統合だ。トゥービーソフトジャパンの親会社で、韓国に拠点を置くTOBESOFTが、2014年1月2日、米国にNexaweb Inc.を設立、ここに米国Nexaweb Technologies, Inc.のRIA(Rich Internet Application)部門を買収して取得した。それとともに、この米国Nexawebの下へ日本国内の組織を一本化。日本ネクサウェブとトゥービーソフトジャパンは1つになり、新生「日本ネクサウェブ」としてスタートすることになった。これにより、新会社の直接の親会社はNexaweb Inc.になる。

nexatobe01.jpg TOBESOFT/Nexaweb President ダスティン・キム氏

 今回の組織統合について、TOBESOFTおよびNexawebのPresidentであるダスティン・キム氏は以下のように語った。

 「TOBESOFTのグローバル戦略に伴い、米国進出の機会を伺ってきたが、ソフトウェアビジネスはブランド力とビジネス文化が大きくものをいう。単に新会社を設立する方法では軌道に乗るまでに3〜5年かかり、成功確率も低い。そこで、すでに世界的に名を知られるNexawebブランドとわれわれのHTML5技術の相乗効果で、グローバルブランド力を最大化することにした。この方法は投資額は大きくなるが、既存顧客や既存パートナーもあり、グローバル市場に早期参入でき、成功確率を上げられる。このブランドの下で日本市場におけるビジネスを活性化させる」

 近年、企業情報システムはWebシステムが主流となっているが、展開対象となるOSやブラウザーが多様化し、それらに対して最適化したシステムを提供するのに困難が生じたり、多大な時間、コストが掛かったりしている。また、企業の間でスマートフォンやタブレット端末の普及も進んでおり、こうした新しいデバイスに向けたシステム展開も大きな課題となっている。

 このような状況下、日本ネクサウェブとトゥービーソフトジャパンは組織統合によって、両社のノウハウを持ちより、企業向けUI/UX(User Interface/User eXperience)提供に必要となる高度な技術とサポートを日本市場へ提供する。

 特に、5月に日本市場へ投入予定の次世代新製品「nexacro platform」では、HTML5対応を強化するとともに、「One Source, Multi Use」のコンセプトを、ブラウザー、プラットフォーム、デバイス、スクリーンサイズまで広げ、企業情報システム開発におけるコスト削減、短納期開発を支援するという。

nexatobe02.jpg 「nexacro platform」のアーキテクチャー(公式サイトより引用)

 新生「日本ネクサウェブ」では、統合前の各社が取り扱ってきた製品についても引き続き営業およびサポートを提供する。新会社の販売サポート製品を整理すると以下のようになる。

  • 2014年5月にリリース予定のHTML5対応「One Source, Multi Use」新製品「nexacro platform」
  • 大規模Webシステム向けRIA開発環境「Nexaweb Platform」およびVisual Basic/Power Builderレガシーシステム移行ソリューション(旧、日本ネクサウェブ取り扱い製品)
  • 企業向け「One Source, Multi Use」の「XPLATFORM」(旧、トゥービーソフトジャパン取り扱い製品)

 組織統合に伴い、新生「日本ネクサウェブ」は拠点を東京都千代田区に置く。代表取締役社長にはトゥービーソフトジャパンの代表取締役社長であったスティーブ・キム氏が、副社長に日本ネクサウェブの代表取締役社長であった矢形勝志氏が就任する。

nexatobe03.jpg 日本ネクサウェブ 副社長 矢形勝志氏

 日本市場における事業戦略、製品戦略の説明に登壇した矢形氏は、以下のように語った。

 「両社の統合により、日本市場における顧客、ビジネスパートナーが広がり、社員数も増えた。これはわれわれの財産であり、強みとなる。既存の製品、ソリューションは今後も従来と変わりなく、製品拡張、サポート、販売に注力していく。また、これから投入する『nexacro platform』は、『One Source, Multi Use』の幅が非常に広い。1つのソリューションでここまで実現するUI/UX製品は他にない」

 今後、同社は2015年末までに企業向けシステムのモバイル、HTML5のUI構築で業界標準と認識されるレベルのブランドパワーを醸成するとともに、ライセンス販売系ビジネスで5億円の売上高を目指すという。

 記者発表会には、新生「日本ネクサウェブ」のパートナー企業2社も出席。それぞれ、以下のようにコメントを残した。

 「ミドルウェアとして広範囲に『One Source, Multi Use』を実現するコンセプトを有した『nexacro platform』に期待している。2016年度までを1つのメドに通信・製造流通業界を中心に多くの案件を創出したい」(NTTコムウェア 代表取締役副社長 エンタープライズビジネス事業本部長 安田雅美氏)

 「当社は、旧、日本ネクサウェブ、トゥービーソフトジャパン双方とビジネス展開してきた唯一のパートナー。新生『日本ネクサウェブ』の誕生により、さらにユーザーメリットの大きい製品・サービスの提供が可能になると確信している」(日立ソリューションズ 営業統括本部 パートナー営業本部 本部長 半澤輝樹氏)

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