Oracle VMの世界

Oracle VMの世界(3)

Oracle VMにおける仮想マシンの作成


日本オラクル株式会社
中嶋 一樹
2009/3/24

連載:Oracle VMの世界 INDEX

 仮想マシンの作成プロセス

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 これでテンプレートのインポートは完了です。次にこのテンプレートを基にして仮想マシンを作成します。

 「Virtual Machines」タブを選択し、右上の「Create Virtual Machine」ボタンをクリックします(図10)。

 次に仮想マシンの作成方法を選択します。「Create virtual machine based on virtual machine template」を選択して「Next」ボタンをクリックします(図11)。

図10 仮想マシンの作成に入る。まずCreate Virtual Machineを選択

図11 今回はテンプレートを使った仮想マシン作成を選択

 仮想マシンを作成するServer Poolを選択します。現時点では1つしか作成されていないのでそのまま「Next」ボタンをクリックします。

図12 仮想マシンのServer Poolを選択

 仮想マシンの基になるテンプレートを選択します。今回は先ほどインポートした「OVM_EL5U2_X86_ORACLE11G_PVM」を選択して「Next」をクリックします。

図13 仮想マシンテンプレートを選択する

 仮想マシンの情報を入力します。

図14 仮想マシンの情報を入力する

Virtual Machine Name:任意の仮想マシンの識別名
Console Password:VM Managerから仮想マシンコンソールにアクセスする際のパスワード
Enable High Availability:H/A機能の有効/無効 現在はServer PoolでH/A機能が無効になっているため、仮想マシンレベルでのこの設定はグレーアウトされています

 その下にあるのはネットワークの設定です。ここで仮想マシンの仮想ネットワークインターフェイスの追加、削除ができます。デフォルトでは1つの仮想ネットワークインターフェイスが作成されます。今回はデフォルト設定のままにしておきます。「Next」ボタンをクリックします。

 確認画面が表示されますので情報を確認して「Next」ボタンをクリックします。

図15 作成する仮想マシンの情報を確認する

 これで作業は完了です。テンプレートイメージのコピー、設定ファイルの作成といった作業が自動的に行われます。仮想マシンの作成が完了するとStatus欄が「Creating」から「Powered Off」に遷移します。「Powered Off」になれば仮想マシンを起動できる状態です。

図16 仮想マシンが作成されている

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Index
Oracle VMにおける仮想マシンの作成
  Page1
仮想マシンテンプレートの利用
Page2
仮想マシンの作成プロセス
  Page3
仮想マシンの起動

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