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システムをリモートからシャットダウンする

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デジタルアドバンテージ
2004/01/10
 
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
システムが不安定になったり、応答がなくなったりした場合には、リモートからシャットダウンや再起動ができると便利である。
リモートからシステムをシャットダウンしたい場合にはshutdown.exeコマンドを使う。GUI画面でも、コマンドラインでも利用できる。
 
解説

 Windowsシステムの動作が不安定になったり、GUI画面の応答が遅くなったりした場合、システムを再起動させると症状が改善もしくは解決したりすることはそう珍しいことではない。だが、GUI画面そのものを操作できないような状態の場合には(画面表示がハングアップしているような場合には)、システムを再起動させることは非常に困難である。このような場合は、リモートからマシンをシャットダウンしたり、再起動させることができると便利である。

 リモートからシステムをシャットダウンさせるには、GUIで行う方法と、コマンド・プロンプト上でコマンドを実行する方法の2種類がある。いずれの方法を使ってもよいが、すばやくシステムをシャットダウンしたり、再起動させるためには、コマンド・プロンプト上で作業を行う方が簡単でよいだろう。また、Telnet経由でシステムを利用している場合や、電源ダウンのような障害を検知して(UPSに接続されている)ほかのサーバなども連鎖的に停止させたいといった用途では、コマンドライン版のツールが便利である。


操作方法

GUIでリモート・シャットダウンする

 GUIのツールを使ってシステムをシャットダウンするためには、まず[コンピュータの管理]ツールを起動し、リモートのコンピュータへ接続する。[コンピュータ]の管理ツールは、デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコンを右クリックし、ポップアップ・メニューから[管理]を選択すると起動する。

コンピュータの管理ツール
デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコンを右クリックし、ポップアップ・メニューから[管理]を選択するとこのツールが起動する。もしくは[スタート]メニューの[管理ツール]から[コンピュータの管理]を起動する。
  デフォルトでは、ローカル・コンピュータを管理するようになっているので、シャットダウン/再起動させたいリモートのコンピュータへ接続する。

 このツールを起動させると、デフォルトでは、ローカル・コンピュータを管理するようになっている。そこでシャットダウン/再起動させたいリモートのコンピュータへ接続し直す。

リモート・コンピュータの指定
コンピュータの管理ツールでは、ローカルだけでなく、リモートのコンピュータも管理することができる。
  リモート・コンピュータへ接続するにはこれを選択する。
  シャットダウンさせたいリモート・コンピュータの名前を指定する。先頭に「\\」を指定する必要はない。

 リモートのコンピュータへ接続したら、次はそのコンピュータの[プロパティ]を表示させる。

コンピュータのプロパティを表示させる
シャットダウンさせるためには、コンピュータの[プロパティ]ダイアログを利用する。
  管理しているコンピュータの名称がここに表示されている。これを右クリックしてポップアップ・メニューを表示させる。
  ポップアップ・メニューから[プロパティ]を表示させる。→

 シャットダウンを行うためのメニューは、[プロパティ]ウィンドウの[詳細設定]タブにある[起動/回復]メニューから起動する。

リモートのコンピュータのプロパティ
シャットダウンを行うには、[詳細設定]タブにある[起動/回復]の[設定]ボタンをクリックする。
  [詳細設定]タブを選択する。
  シャットダウンを行うためには、これをクリックする。→

 [起動/回復]ダイアログには、シャットダウン設定を起動するためのボタンが用意されている。

システムの起動/回復ダイアログ
ここでは、起動するOSの種類の選択や(BOOT.INIファイルの設定を変更する)、システム障害発生時の処理方法などを設定することができる。コンピュータの管理ツールでは、リモート・コンピュータのシャットダウンや再起動を行うことができる。
  システムをシャットダウンするにはこれをクリックする。→

 [シャットダウン]ダイアログでは、ユーザーのログオフやシャットダウン、再起動などを制御することができる。

シャットダウンの制御
シャットダウンや再起動などの設定を行い、[OK]をクリックするとすぐに実行される。
  デフォルト設定。ユーザーのログオフだけを行う。
  システムをシャットダウンさせる。画面には電源を切る準備ができたという表示が出たままの状態になる。
  システムを再起動させる。
  システムがサポートしていれば(APMもしくはACPIなどにより、ハードウェア的に電源をオフにすることが可能なシステムならば)、シャットダウン後にシステムの電源をオフにする。ハードウェア(およびBIOS)のサポートがない場合は、のシャットダウンと同じである。
  以下の3つはアプリケーションを強制終了させるかどうかを選択する。アプリケーションが実行されている場合は、シャットダウンや再起動などを行わない。ユーザーがログオンしていないから、ログオンしていても、アプリケーションが1つも動作していない場合にのみシャットダウン処理を行う。
  アプリケーションがハングアップしている場合(システムからの応答がない場合)、そのアプリケーションを強制的に終了させる。
  すべてのユーザー・アプリケーションを強制的に終了させる。
  これをクリックすると、すぐにシャットダウンや再起動などの処理が行われる。

 このダイアログにある[操作]と[アプリケーションの強制終了]をそれぞれ適宜選択し、[OK]をクリックすると、すぐに実行される。

コマンド・プロンプトからシャットダウンする

 GUIを使った方法は、初心者には分かりやすいが、少々わずらわしく感じる場合もある。またGUIが利用できないような環境の場合は(例えばTelnetでログオンして作業している場合など)、コマンド・プロンプト上からシャットダウンを行う方が便利である。

 コマンド・プロンプトからシャットダウンを行うためのツールとして、Windowsではshutdown.exeというコマンドが用意されている。ただしこのコマンドは、Windows 2000ではResource Kitに含まれているが、Windows XPやWindows Server 2003では標準コマンドとしてあらかじめシステムに用意されている。

Windows 2000の場合

 Windows 2000用のResource Kitに含まれているshutdown.exeでは、次のようにしてリモートのコンピュータを指定することができる。

C:\>shutdown \\server

 使い方は、「shutdown /?」とすれば表示されるし、パラメータなしに単に「shutdown」と入力して実行すれば、次のようなGUI画面が表示され、コンピュータの指定や表示させるメッセージを指定することができる。

Windows 2000 Resource Kit版のshutdown.exeの使用例
Windows 2000のResource Kitに含まれているshutdown.exeをパラメータなしで実行すると、このようなGUI形式のシャットダウン画面が表示される。オプションやメッセージなどをセットして[OK]をクリックすると、指定された時間後に処理が実行される。
  シャットダウンさせるコンピュータの名前。リモートのコンピュータを指定することができる。
  これをクリックすると、コンピュータを選択する画面が表示される。
  すべての実行中のアプリケーションを強制的に終了させてからシャットダウンを行う。
  シャットダウン後にシステムを再起動させる。
  相手のコンピュータに表示されるメッセージ。ユーザーがログオンしている場合は、ここに指定されたメッセージが表示される。
  シャットダウンまでの待ち時間。デフォルトでは30秒となっている。0にすればすぐにシャットダウン処理が実行される。
  これをクリックするとシステムのシャットダウンや再起動処理が行われる。
  シャットダウン処理を中止する場合はこれをクリックする。シャットダウンの処理がで示した時間からカウントダウンしている間にこれを押せば、シャットダウン処理を中止することができる。
  これをクリックすると、何もせずに終了する。

Windows XP、Windows Server 2003の場合

 Windows XPやWindows Server 2003では、Resource Kitなどを導入しなくても、もともとこのコマンドが用意されている。GUI機能も少し拡張されており、同時に複数のコンピュータをシャットダウンする機能などが追加されている。

 以下はWindows XP用のshutdown.exeのヘルプ・メッセージの例である(引数なしか「/?」を指定すると表示される)。Windows Server 2003用のshutdown.exeでは、さらにいくつかのオプション・パラメータが追加され、より細かくシャットダウンの理由などを記録できるようになっている(Windows Server 2003のヘルプ・メッセージでは、シャットダウンの理由コードの一覧も表示される)。

C:\>shutdown
使用法: shutdown [-i | -l | -s | -r | -a] [-f] [-m \\コンピュータ名] [-t xx] [-c "コメント"] [-d up:xx:yy]

        引数なし                このメッセージを表示します (-? と同じです)
        -i                      GUI インターフェイスを表示します。このオプ
                                ションは最初に指定する必要があります
        -l                      ログオフ (-m オプションとは併用できません)
        -s                      コンピュータをシャットダウンします
        -r                      コンピュータをシャットダウンして再起動します
        -a                      システム シャットダウンを中止します
        -m \\コンピュータ名     シャットダウン/再起動/中止するリモート コン
                                ピュータの名前です
        -t xx                   シャットダウンのタイムアウトを xx 秒に設定
                                します
        -c "コメント"           シャットダウンのコメントです (127 文字まで)
        -f                      実行中のアプリケーションを警告なしに閉じます
        -d [u][p]:xx:yy         シャットダウンの理由コードです
                                u = ユーザー コード
                                p = 計画されたシャットダウンのコード
                                xx = 重大な理由コード (255 以下の正の整数)
                                yy = 重大ではない理由コード (65535 以下の正の
                                整数)

 Windows 2000のResource Kit版と違い、GUI画面を表示させるには「-i」オプションを指定する。

 例えばこのコマンドを使って、リモートのコンピュータをシャットダウンさせるためには、次のようにパラメータを指定する。

C:\>shutdown -s -m \\server01 -c "システムをシャットダウンします"

 「-s」はシャットダウンするという意味、「-m \\server01」はシャットダウンするコンピュータの指定、「-c "……"」はシャットダウン先のコンピュータに表示させるメッセージである。「-s」の代わりに「-r」を指定すると、システムを再起動させることができる。また「-t 数字」を指定すると、指定された時間だけ待ってからシャットダウンさせることができる(デフォルトは30秒)。また「-d」オプションを使って、イベントログに記録するシャットダウンの事由コードを指定することもできる。

シャットダウン時に表示されるメッセージ

 以上いずれの方法を使っても、リモートのシステムをシャットダウンさせると、相手のコンピュータには以下のようなダイアログが表示される。これによりシャットダウンまでの時間やシャットダウンの理由(メッセージ)などを知ることができる。ユーザーが利用しているコンピュータを強制的にシャットダウンする場合は、待ち時間も長くするとともに、適切なメッセージを指定して、ユーザーが戸惑わないようにするべきであろう。

シャットダウン処理実行中のダイアログ
シャットダウン処理が開始されると、該当するコンピュータ上にはこのようなダイアログが最前面に表示される。ユーザーの側(シャットダウンされる側)でシャットダウン処理を中断することはできないので、ユーザーが戸惑わないように、適切なメッセージを指定しておくのが望ましい。
  シャットダウンまでの時間。待ち時間はshutdownを実行する側で指定する。
  シャットダウンに対するメッセージ。これもshutdownを実行する側で指定する。

 もしシャットダウン処理を中止したい場合は、「-a」オプションを指定して、shutdownコマンドを再実行すればよい。これにより、ダイアログの表示が消え、シャットダウン処理は中断される。End of Article

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このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
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