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シャットダウン・イベントの追跡ツールを無効にする

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デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2009/09/11
対象OS
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
Windows 7
Windows Server 2008 R2
サーバOSをシャットダウンや再起動しようとすると、その理由を記録するためのシャットダウン・イベントの追跡ツールが表示される。
シャットダウンのたびにいちいち理由を入力するのが面倒ならば、このダイアログを表示しないようにすればよい。
シャットダウン・イベントの追跡ツールを無効にするにはグループ・ポリシーを変更する。

解説

 Windows Serverを手動でシャットダウンや再起動させるとき([スタート]メニューの[シャットダウン]や[再起動]を実行する)、その理由を記録するためのダイアログが表示される。これは「シャットダウン イベントの追跡ツール」と呼ばれ、ユーザーがどのような理由でシステムのシャットダウンや再起動を行ったかをイベント・ログに記録しておき、後で参照/管理できるようにするための機能である。

シャットダウン・イベントの追跡ツールの例
これはWindows Server 2003でシステムを再起動させようとした場合に表示されるシャットダウン・イベントの追跡ツールの表示例。OSによってこのダイアログの表示は少し異なるが、基本的にはその内容は同じである。ユーザーがシャットダウンや再起動させようとした理由とそのカテゴリなどを入力させている。ここでの入力結果はイベント・ログに記録され、システムの管理などに利用できる。
[再起動]や[シャットダウン]、[スタンバイ]、[切断](リモート・デスクトップ接続の場合)などの選択肢が表示される。Windows Server 2008のように、メニューから直接[再起動]や[シャットダウン]が選択できるOSの場合は、この部分は省略されていることがある。
シャットダウンや再起動があらかじめ計画されたものか、そうでない突発的なものかなどを選択する。デフォルトはオン。ここで入力する情報はイベント・ログに記録されるだけであり、シャットダウンや再起動の方法や、実行されるまでの時間などに影響があるわけではない。
シャットダウンや再起動の主な理由を選択する。ハードウェア・メンテナンスや電源障害、アプリケーション・インストールなど、あらかじめいくつかのカテゴリが用意されているので、その中から選ぶ。
このイベントに対する補助的なコメントを記入する。これを入力しないと、次のがオンにならない。
説明を入力するとこのボタンが有効になり、実際にシャットダウンや再起動ができるようになる。

 これを実行すると、イベント・ログには次のようなログが記録されるので、管理に活用できる。

記録されたシャットダウン・イベントの例
シャットダウン/再起動時に入力した情報がこのようにイベント・ログに記録され、後でその履歴を管理するために利用できる。
ユーザーが入力した情報が保存されている。

 この機能はWindows XPおよびそれ以降のOSで利用できるが、デフォルトではサーバOS(Windows Server 2003やWindows Server 2008、Windows Server 2008 R2)でのみ有効になっている。Windows XPやWindows Vista、Windows 7のようなクライアントOSでは、このダイアログは表示されず、すぐにシャットダウンや再起動が行われる。

 だがサーバOSであっても、いちいちこのダイアログが表示されるのは面倒な場合もあるだろう。例えばシステムやアプリケーションの設定などを頻繁に変えてシステムを再起動する場合は、このようなダイアログを表示させずに、すぐに再起動させたい。本TIPSではこの画面を表示させないようにする方法を紹介する(なおshutdownコマンドを使えばダイアログ表示なしに再起動などを実行できるが、ここでは特に触れない)。

操作方法

 シャットダウン・イベントの追跡ツールを表示させないようにするには、グループ・ポリシーやローカル・コンピュータ・ポリシーを変更する。[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]で「gpedit.msc」を実行し、ローカル・コンピュータ・ポリシーの管理ツールを起動する。またグループ・ポリシーの管理ツールで以下の設定を行えば、ドメイン全体で設定を統一できる。

 グループ・ポリシーの管理ツールが起動したら、[コンピュータの構成]−[管理用テンプレート]−[システム]を開き、右側のペインから[シャットダウン イベントの追跡ツールを表示する]を選択する。

シャットダウン・イベントの追跡ツールの設定を変更する
シャットダウン・イベントの追跡ツールを表示しないようにするには、グループ・ポリシーの管理ツールで設定する。
[コンピュータの構成]−[管理用テンプレート]−[システム]を開く。
これをダブルクリックする。
シャットダウン・イベントの追跡ツールの説明。

 [シャットダウン イベントの追跡ツールを表示する]をダブルクリックすると次のような画面が表示されるので、[無効]を選択する。

シャットダウン・イベントの追跡ツールの表示を無効にする
[シャットダウン イベントの追跡ツールを表示する]のプロパティを無効に設定する。デフォルトの[未構成]なら、サーバOSでは表示されるが、クライアントOSでは表示されないようになっている。
[無効]を選択する。
[有効]を選択した場合は、表示対象のOS(サーバOSのみ、クライアントOSのみ、両方とも)を選択する。
これをクリックして設定を完了させる。

 以上で、設定は完了である。以後はシャットダウンや再起動しようとしても、何のダイアログも表示されずに、すぐに実行される。

 なおWindows XPやWindows Vista、Windows 7のようなクライアントOS上で上記の設定を[有効]にし、さらに[シャットダウン イベントの追跡ツールの表示]項目を[常に表示する]にしておくと、シャットダウンや再起動時に次のようなダイアログが表示されるようになる。 End of Article

クライアントOSにおけるシャットダウン・イベントの追跡ツールの例
これはWindows XPにおけるシャットダウン・イベントの追跡ツールの例。クライアント・コンピュータ上でもシャットダウン・イベントを追跡管理したければ、グループ・ポリシーの変更によって実現できる。

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このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
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