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MMX

【エム・エム・エックス】

別名
MMXテクノロジ (MMX technology) 【エム・エム・エックス・テクノロジ】

最終更新日: 2002/07/05

 画像処理や音声信号処理のような、大量の計算処理を高速に実行する必要がある用途において、複数のデータに対して同じ処理を同時に実行可能にするための、x86アーキテクチャ向けの仕組み、もしくはそのための拡張命令セットのこと。Intelが開発し、1997年初頭に発表した。この発表時には、MMXテクノロジを組み込んだ製品として、PentiumプロセッサにMMX拡張命令を追加したMMX Pentium(正式な名称は「Pentium Processor with MMX Technology」)が発表された。その後MMXテクノロジは、Intelから発表されるすべてのプロセッサ(Pentium II、Pentium III、Celeronなど)に組み込まれるようになった。

 MMXによる拡張では、57個の命令が新たに拡張された。MMX命令の基本的なアイデアは、1つの命令で複数のデータを同時に処理してしまうという、SIMD(Single Instruction Multiple Data)と呼ばれるものである。画像処理などでは、複数のデータに同じ計算処理を加える場面が少なくない。MMXでは、8bitや16bit、32bitなどの整数型データを64bitにパックし、パックされた各データに対して同時に処理を行えるようにする。1度に1つのデータしか処理できなかった以前に比較すると、単純に計算処理効率だけを比較すると、8bitデータなら8倍、16bitデータなら4倍、32bitデータなら2倍の速度で処理できることになる。

 Pentium IIIではこのMMXテクノロジの機能が拡張され、新たにStreaming SIMD機能(SSE)が実装されている。浮動小数点データに対しても同時処理が可能となったほか、効率よくデータを供給するためのメモリ・ストリーミング命令などが追加されている。

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