Netscape Communicator 4.73日本語版がリリース

2000/5/30

 日本ネットスケープ・コミュニケーションズは、Netscape Communicator 4.73日本語版をリリース、同社のWebサイトで公開した。Netscape Communicatorには、WebブラウザのNetscape Navigatorのほか、電子メールクライアント、ニュースリーダー、HTMLエディタなどが統合されている。

 今回のバージョンでは、AOL Instant Messanger英語版のバージョンが3.0になり、WinAmp MP3 Player、Real Player G2、Macromedia Flash 4.0が追加されている。また、フォームの署名証明書に関するバグと、JavaScript関連のセキュリティに関する障害が修正された。

 しかし、このバージョン4.73を含むNetscape Navigatorのセキュリティバグが早くも報告されている。米CERTでは、Netscape NavigatorでSSLを利用した通信の際にも、アタッカーがDNSを混乱させることによって自らのWebサイトを合法的なWebサイトと偽ることができるとした。これによりユーザーは、そのWebサイトにプライバシー情報などを送信してしまう可能性がある。

 米CERTが回避方法としてすすめるのは、クレジットカード番号など重要な情報を送信する際には、左下のカギアイコンをクリックして「セキュリティ情報」を参照し、これから送信しようとしているWebサーバの名称と、「確認」の中で表示されているサーバ名が一致しているかどうかで判断する方法だ。

[関連リンク]
日本ネットスケープ・コミュニケーションズ(Netcenter)
CERT(R) Advisory CA-2000-08

 

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